Running on Four Hoursのジャケット写真

Running on Four Hours

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トラックリスト

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名付けようのない若さの焦燥感と、理由のわからない破壊衝動が、一切の安全網(セーフティネット)を廃したポスト・ハードコア(Post-hardcore)の爆音の中で衝突する、BPM138(Dマイナー)の極めて荒々しく不敵なガレージ・パンクです。楽曲を圧倒的な熱量で牽引するのは、完璧なデジタルクォンタイズをあえて放棄し、人間の焦りとアドレナリンをそのまま叩き出したような、生々しく走る(フランティック・ラッシュ・ベロシティ)ライブ録音のアコースティック・ドラム。意図的に定位(バランス)を無視して過激にラウドミックスされたシングルコイル・ギターのディストーションと、歪んだ中低域が地鳴りのように這うベースエンジンが、聴き手を逃げ場のないスタジオの密室へと引きずり込みます。

最大の特徴は、大人びた客観性や安易な「救い(レゾリューション)」を徹底的に拒絶したその実存感。ボーカルはマイクから極めて近い距離で捉えられた、ピッチ補正(オートチューン)無しの男性バリトン。サビ(コーラス)に突入した瞬間、3声の完全にチューニングのズレた剥き出しのグループ・スクリーミング(マルチ・ヴォイス)へと雪崩れ込み、感情の決壊を証明するように生々しい「喉の割れ(スロート・クラック)」を覗かせます。中盤の「アンヒンジド・モーメント(制御不能の瞬間)」では、ボーカルの音量が突如として限界突破して突き刺さる音響違反を敢行。さらに、フレーズの途中で何かに躓いたリアルな足音や笑い( stumbel noise artifact)すら、編集で消さずにそのままミックスへ残されています。最後は肉体的な限界を迎えるまで叫びを繰り返すアウトロを経て、フェードアウトに逃げることなく、偶発的なベースのノイズがグリッドを叩いた瞬間にスパッと完全な真空の静寂へと遮断される、強烈な初期衝動を脳裏に焼き付けるアート・パンクです。

アーティスト情報

  • Negi0723

    Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。

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