流星銀河 ― Lucy: The Fading Star ―のジャケット写真

歌詞

流星銀河 ― Lucy: The Fading Star ―

SilentNoise

夜空に輝く流星が 赤く光った

あの日 見た 景色は

幻では なかったのだと

焦げた街の残骸で

ルーシイは空を見上げていた

手のひらから伸びる透明な糸

それは祈りのようで、武器のようだった

頬を撫でる風は灰を運び

人間はもう、人ではなくなっていた

だけどあの人だけは笑った

「君は、きれいだ」と――

錆びた鉄塔の上で

彼女は初めて涙を知る

触れられない手が震えたのは

壊すためじゃなく、守るため

流星銀河――

この身体が燃え尽きても

あなたの瞳に光が映るなら

それだけで、世界はまだ優しい

酸の糸が夜を裂く

金属が悲鳴を上げるたび

人間兵器の番号が呼ばれる

「対象ルーシイ、処分を開始」

空が割れた。閃光が走る。

光と血が混ざって舞う

それでも彼女は逃げなかった

――もう一度、名前を呼んでほしかった

誰が決めた、この宿命を

誰が壊す、この歯車を

「生まれたことが罪なら」

彼女は祈りで世界を裂いた

酸の糸が星座を描き

鉄と涙が夜空を繋ぐ

――それは死じゃなく、“願い”だった

流星銀河――

壊れた空を駆け抜けて

命よりも重い想いを

この胸に刻んで消えていく

流星銀河――

滅びの光が世界を包む

彼女の糸が星を結び

ひとりの男の胸に落ちた

翌朝、灰の中に

折れた金属と花がひとつ。

……ルーシイは、星になった。

  • 作詞者

    SilentNoise

  • 作曲者

    SilentNoise

  • プロデューサー

    SilentNoise

  • ギター

    SilentNoise

  • ボーカル

    SilentNoise

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    流星銀河 ― Lucy: The Fading Star ―

    SilentNoise

ルーシイは星になった。人間兵器として作られたケモミミ娘  手からは酸を帯びた無数の糸を出し、鉄をも切り裂く超神速  そんな彼女に唯一人として接した男がいた。  荒廃した世界に一凛の花が咲く時歯車は狂いだし、人間兵器は害として壊される宿命を伝えられた  この身勝手な判断に抗い・・・
SFとホラーの共演、儚い結末に・・・

アーティスト情報

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