秋田弁を嗤えのジャケット写真

歌詞

墓所脇、線香花火。

鈴木 諭

しゅんでぬぎ夏なれば

網戸さ虫ばし止まってで

カブトムシだのも偶に止まる

ちっちぇ虫っこ

網戸どご抜けで

電球さたがってら

ハエの音が居間さ響く

へばそろそろ行ぐがって

とさん外さシャツまま出る

バケツさ水どご入れだら

あんどうスーパーで昨日買った

花火やる

墓所の線香花火。

墓所の線香花火。

さっとこすまの街灯で

街灯どころが村灯で

でげ蛾まだ空さ飛んでら

T字路左さ曲がって

右さ墓所見えでくら

おっかねしてこの時間さ一人だば

とでもこらえだもんでねえ

墓所の線香花火。

墓所の線香花火。

コンクリートさ向かって花火やる

地面がくれぐなっていぐ

打ち上げ花火なも飛ばねして

田んぼの畔さ落ちでった

袋こままんで空けだら

妹ど一緒に片付けする

燃え残りの花火こバケツさ

入れたらジュワッて音こした

墓所の線香花火。

墓所の線香花火。

  • 作詞者

    鈴木 諭

  • 作曲者

    鈴木 諭

  • レコーディングエンジニア

    鈴木 諭

  • ミキシングエンジニア

    鈴木 諭

  • マスタリングエンジニア

    鈴木 諭

  • ギター

    鈴木 諭

  • ボーカル

    鈴木 諭

秋田弁を嗤えのジャケット写真

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祖父母のいる環境で育った。
自ずから、訛りが強くなった。秋田弁だ。

高校生の時に、同級生から喋り方を馬鹿にされた。
以来、私の中で方言への劣等感が生まれた。

だから音楽を始めても当たり前のように標準語で詩を書いて、標準語で歌を歌っていた。
ある時から、自分のルーツに関心が向くようになり詩の内容が土着的になり始める。

それと同時に、言葉へも関心が向くようになり徐々に曲に秋田弁を入れ始めた。
最終的にその流れは秋田弁ブルースと言うモノを生んだ。

東北で馬鹿にされ、蔑まれた言葉が都会でライブ活動してみると絶大に受け入れられた。

「秋田弁の歌もっと聴きたい」
「何言ってるか全く分からないけどそれが良い」
「君の歌を聴くのが毎月楽しみなんだよ」

私の中の劣等感は雲散霧消し、自信と誇りに変わった。
嗤いたい人は笑えばよい。私は大きな声で、これからも秋田弁で歌い続けるから。

アーティスト情報

哥処 墨林庵

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