これは一大事

「理想論撲滅」のみを提唱するシンガーソングライター「鼻毛の森」が満を持して令和に放つ、デビュー20周年記念ソングがこちらです。

「小さな一言が大きな火の元に」という「注意喚起」から始まる今楽曲は、近年何かと世間を賑わせがちな「社会的炎上」への備忘録として書き下ろしたメッセージソングとなります。

元々難しいとされる言葉選びにより一層の繊細（丁寧）さが求められるようになった「一億総ツッコミ社会」を生き抜き、やりすごすために私たち一人一人うができること。それは、全てを失う危険因子ともなる「自己承認欲求を満たすための安易な刺激的発言」の回避を軸とした危機管理に他なりません。

問題となる歌詞は、「口は禍の元」という基本的格言を噛みしめ、「黙して語らず」という日本的美徳を再確認させるべく、若干説教（ハラスメント）じみた内容となっておりますが、軽やかでポップなメロディとサウンドで相殺することで、むしろクセになる味わいを実現しており、だとしたらむしろ安心で安全と言えるでしょう。

人間として持ち合わせる「喜怒哀楽」を揺さぶる万能なJ-POPとして、自身の日頃の発言や思考に対する戒めから空気を読み違える誰か様への嫌がらせまで、懐深く、幅広くご活用いただけるといえばいただけますので、用法と容量、むしろ要領を守って正しくお楽しみください。

あくまでも自己責任で。