

古いラジオが 流すメロディ
大和のころの 歌だと言う
グラスの氷を 鳴らしたあとで
あなたは少し 黙ってしまう
いつものように 笑うつもりで
あなたの肩を 軽く叩くの
そのままこちらを 見つめるから
軽口ひとつも 出てこないの
今さら そんな目で見ないで
時計ばかり 見てたくせに
終電前の 軽口じゃなく
私の名前 低く呼ぶの
上京した春 電話の向こう
あなたはずっと 笑っていたね
会えば終電 気にするくせに
東京まで 来てくれていた
大和の夜の 話をしたら
あなたは曲名 当ててみせたね
笑ってかわせる 口癖だけが
今夜はうまく ほどけてくの
今さら そんな目で見ないで
余計なことまで 覚えてるのね
基地の外まで 流れたメロディ
笑って返す 余裕がないの
上京の朝 ホームの端で
あなたは何も 言わなかったね
遠くなるほど 大事なことを
笑って隠して きただけなの
今さら そんな目で見ないで
夜景の下で 立ち止まるの
帰る道なら 知っているけど
あなたの隣に 少しだけいる
終電ひとつ 見送ったあと
あなたの肩が 少し近くて
あの頃の歌を 口ずさむから
私の歩幅を 少しゆるめる
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“終電前の軽口”を
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終電前の軽口
Akemi
「終電前の軽口」は、友達として続いてきた関係が今夜だけ形を変えていく数分間を描いたミディアムテンポのシティポップ。
古いラジオが流す大和のころの歌、グラスの中で鳴る氷、いつもの調子で叩いた肩、時計を気にしなくなった相手、そして見送った一本の終電――長く続いた軽口の応酬が途切れる瞬間が、名前を低く呼ばれた側の動揺を静かに浮かび上がらせる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、変わってしまった距離を否定も肯定もせず、自分の歩幅で受け取ろうとする大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の夜、ラジオ、故郷の記憶、帰り道の湿度感を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
帰る道は知っているのに、夜景の下で足が止まり、隣に少しだけ残ることを選ぶ。
笑ってかわしてきた口癖がほどけた夜、自分から歩幅をゆるめる――そんな静かな変化の瞬間を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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