

階段を登って 降りてまた登る
引き出し開けて ものを出して戻す
意味もなくても 止められへんねん
そやけど今日は どっか違う気がした
身体の外に ぽっかり空いた穴
そこから ワイは 抜けてもうたんや
ぽかんと開いた 空っぽの皮膚の奥
誰かが 操っとる この自分を
鏡の中の笑い顔
ホンマにワイか?って問い詰めた
返事の代わりに 鉛筆が折れた
そしてまた 削る音だけが響く
黒く 黒く ぬりつぶしてく
何回でも 何回でも 鉛筆でぬる
意味なんて なくてええ
それでも ワイは、生きとる証や
黒く 黒く ぬりつぶしてく
消せへんもんを 消すように
繰り返す手 止めたらあかん
それがワイの 確認作業
まるで無人の肉体に 魂が抜けて
どこか遠くで 操縦してるような
そんなん アホみたいやろ?
けど、今日もやってるで、これがワイや
意味のない行動が 意味に変わる瞬間
鉛筆の芯が 紙に刻む音
それが唯一 ワイがここにおるって
証拠のように 静かに叫んどるんや
黒く 黒く ぬりつぶしてく
涙も 声も 閉じ込めて
「ここにおる」って言いたいだけ
それがワイの 確認作業
黒く 黒く ぬりつぶしてく
それがたぶん 救いなんや
狂いそうでも まだギリで
ワイは 生きとる
黒くぬって、削って、
それでもまだ、ここにワイは、おる。
- 作詞者
†Shi’roi†WAN:CO
- 作曲者
†Shi’roi†WAN:CO
- プロデューサー
†Shi’roi†WAN:CO
- ボーカル
†Shi’roi†WAN:CO

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黒く塗るだけの午後
†Shi’roi†WAN:CO
SHIROIwancoの新曲 「黒く塗るだけの午後」 は、理由も分からんまま繰り返してしまう行動と、その奥に隠れた孤独を描いたダークロックナンバー。
階段を登っては降り、引き出しを開けては戻し、真っ白な紙を鉛筆で何度も黒く塗りつぶす。周りから見れば意味のない行動でも、本人にとっては、消えそうな自分をつなぎ止めるための大切な「確認作業」やった。
身体だけが勝手に動き、自分自身を遠くから見ているような感覚。そんな不安定な心の中で響く鉛筆の音が、やがて「ワイはまだ、ここにおる」という小さな証へと変わっていく。
重く張りつめた世界観の中にも、かすかな救いと生きる意志を込めた一曲。
黒く塗りつぶしたその先に残る、静かな心の叫びを聴いてほしい。
アーティスト情報
†Shi’roi†WAN:CO
†Shi’roi†WAN:CO(シロイワンコ) 関西魂をむき出しに、笑いも迷いも痛みも全部ロックに叩き込む音楽プロジェクト。 「大丈夫やなくても、生きてええ」 「誰かの正解やなく、自分の心で選んだ道を進め」 そんな、日々の中で言葉にできへん感情を、真っすぐな歌詞と、熱く激しいロックサウンドで鳴らしている。 強さだけを歌うんやない。 弱さも、後悔も、孤独も、笑える失敗も、全部ひっくるめて人間や。 白犬を象徴に、シリアスと笑い、光と闇、切なさと前向きさが交差する独自の世界を展開。 黒も白も、どっちもワイや。 誰かの心にそっと寄り添い、ときには思いっきりツッコミながら、今日を生きるための一歩を音楽に変えて届ける。 それが、ShiroiWAN:CO。
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