日曜のデフロストのジャケット写真

歌詞

日曜のデフロスト

Akemi

朝の冷凍室 白い岬

製氷皿が 霜に噛まれて

引いても動かない 冬の厚み

奥で眠る 夏のアイスキャンデー

「今度の日曜に 二人でやろう」

言ったままの 三度目の週

出がけに一度 庫内を見て

閉じるあなたの 背中の早さ

待てば育つわ 白い先送り

溶かせば半日 一人の労働(しごと)

合わない休みを 恨む代わりに

水曜の朝 コンセントを抜く

熱湯の鍋 庫内に据えて

床に古新聞 三重に敷く

軋んで剥がれる 霜の一枚

三週間ぶんの 重さで落ちる

二人の予定で 溶かすはずの白

一人の手の平 赤くして剥がす

恨み言なら 霜と一緒に

新聞紙ごと 丸めて捨てる

軽くなった庫内 布巾で拭いて

新しい水を 製氷皿へ

綺麗になったと 喜ぶ前に

知ってる 霜は また育つこと

夕方の窓 換気の風に

半日ぶんの 湿りを逃がす

帰ったあなたが 開ける冷凍室

軽い音だけ 聞かせてあげる

  • 作詞者

    Akemi

  • 作曲者

    Akemi

  • プロデューサー

    nanayon music

  • ミキシングエンジニア

    nanayon music

  • ボーカル

    Akemi

日曜のデフロストのジャケット写真

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    日曜のデフロスト

    Akemi

「日曜のデフロスト」は、「今度の日曜に」と先送りされ続けた冷蔵庫の霜取りを、水曜の朝に一人で終わらせるまでを描いたミディアムテンポのシティポップ。
冬の終わりの台所、霜に噛まれた製氷皿、三重に敷いた古新聞、庫内に据えた熱湯の鍋、そして軋んで剥がれ落ちる霜の一枚――白い厚みに積もった三週間ぶんの先送りが、合わない休みを生きる二人のすれ違いの兆しを静かに浮かび上がらせる。

架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、合わない日曜を待ち続ける代わりに自分の半日で溶かすことを選びながら、それでも霜はまた育つと知っている大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、台所の朝、暮らしの中の家電、部屋の空気を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。

恨み言なら霜と一緒に、新聞紙ごと丸めて捨てる。
帰ってきた相手には、軽くなった冷凍室の音だけを聞かせる――そんな解決しないまま続いていく暮らしの一日を描いた楽曲。

Produced by nanayon music.

アーティスト情報

  • Akemi

    1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。

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