

しったかや嘘つきが我が物顔で歩く街で
いくらひたむきに正直に歩いていたって
笑い物にされるか食いものにされるか
いやむしろ
お前のことなんか誰にも見えていないのかもしれない
この通りをおばさんが犬を連れて歩いていた
俺が中坊の頃すごい綺麗な人だった
すれ違うのが嬉しくてその頃と犬は変わっていた
その犬も死んだんだろう
もう何年も見ていない
表情の中にも歩き方ひとつにも
慎ましさや美しさが誰の目にも見てとれて
茹だる様な8月の暑さをまるで感じさせない
俺の世界にしかいない人なのかもしれないけど
なんもわからないんだよ幾つになったって
正解なんて知らねーから瞬間しか無くて
目まぐるしく変わる視界に吐きそうになりながらも
俺は見つけ出す 美しいモノを
奇跡なんか求めて歩いていない
うんざりする繰り返しの中で
諦めた様に暮らしていても
俺は俺の声を聞かなきゃ
人前で自分として振る舞えば
顔も見えない所から雑音が聞こえる
この世の全てが敵の様に思えて
あの娘は見えないところまで行っちゃったけど
非難する声や例え応援する声だって
縛りつけようとする言葉なら全てクソだ
神様だろうが最愛の人であろうが
俺の心までは思い通りにさせない
太陽に焼かれ皺の刻まれた手で
いくらでも夢を描き切る事が出来る
お前が諦めたくせにガキに押し付けんなよ
死ぬまで終わったなんて顔はできやしないよ
鏡の中がどうしようもなく醜く見えても
美しいモノを嗅ぎ分ける力を持っている
時にブッダの手を借りて
俺は歩き出す 少しずつだとしても
- Lyricist
NAKKA
- Composer
Watanababy

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