megami Front Cover

Lyric

Inu

NAKKA

しったかや嘘つきが我が物顔で歩く街で

いくらひたむきに正直に歩いていたって

笑い物にされるか食いものにされるか

いやむしろ

お前のことなんか誰にも見えていないのかもしれない

この通りをおばさんが犬を連れて歩いていた

俺が中坊の頃すごい綺麗な人だった

すれ違うのが嬉しくてその頃と犬は変わっていた

その犬も死んだんだろう

もう何年も見ていない

表情の中にも歩き方ひとつにも

慎ましさや美しさが誰の目にも見てとれて

茹だる様な8月の暑さをまるで感じさせない

俺の世界にしかいない人なのかもしれないけど

なんもわからないんだよ幾つになったって

正解なんて知らねーから瞬間しか無くて

目まぐるしく変わる視界に吐きそうになりながらも

俺は見つけ出す 美しいモノを

奇跡なんか求めて歩いていない

うんざりする繰り返しの中で

諦めた様に暮らしていても

俺は俺の声を聞かなきゃ

人前で自分として振る舞えば

顔も見えない所から雑音が聞こえる

この世の全てが敵の様に思えて

あの娘は見えないところまで行っちゃったけど

非難する声や例え応援する声だって

縛りつけようとする言葉なら全てクソだ

神様だろうが最愛の人であろうが

俺の心までは思い通りにさせない

太陽に焼かれ皺の刻まれた手で

いくらでも夢を描き切る事が出来る

お前が諦めたくせにガキに押し付けんなよ

死ぬまで終わったなんて顔はできやしないよ

鏡の中がどうしようもなく醜く見えても

美しいモノを嗅ぎ分ける力を持っている

時にブッダの手を借りて

俺は歩き出す 少しずつだとしても

  • Lyricist

    NAKKA

  • Composer

    Watanababy

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Artist Profile

THE ANTHEM

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