ゴールデン・サンフラワー・ライオンのジャケット写真

何人かの

男たちがサ

搾取する

カネや株や愛

そこで思い当たる

アンタじゃなきゃ、と

過去でも

未来でも

アンタを愛してる

タイムマシーンに

乗ってでも探すから

アンタが居ないとアタシ

しぬほどセツナイ

バベルの塔

カッパドキア

それに

モヘンジョダロだろ?

あのハチドリはナスカ

タイムマシーンは

もういらない

多少、透明じゃなくても

目黒川の

このヤナギとサクラ

一緒に食事を!

一緒にお茶を!

アタシが望む

単純な事はサ

3LDKで

紅茶を飲むことさ

アールグレイとか

揺れるカーテンはグリーン

バベルの塔

カッパドキア

それに

モヘンジョダロだろ?

あのハチドリはナスカ

タイムマシーンは

もう捨てたわ

多少ハイカラじゃなくても

神田川の

一間と石鹸

重たいかな?

可愛いかな?

Kawaii-wa !

  • 作詞者

    韮澤ユニテ, 青野時空

  • 作曲者

    青野時空

  • プロデューサー

    ザ・レディ・シェルターズ

  • レコーディングエンジニア

    ザ・レディ・シェルターズ

  • ミキシングエンジニア

    ザ・レディ・シェルターズ

  • マスタリングエンジニア

    ザ・レディ・シェルターズ

  • グラフィックデザイン

    ザ・レディ・シェルターズ

  • その他の楽器

    ザ・レディ・シェルターズ

ゴールデン・サンフラワー・ライオンのジャケット写真

ザ・レディ・シェルターズ の“目黒川”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • 1

    ダンス PART Ⅲ

    ザ・レディ・シェルターズ

  • 2

    上澄み泥棒

    ザ・レディ・シェルターズ

  • 3

    思い出は未来にこだまする

    ザ・レディ・シェルターズ

  • 4

    古い古い友人

    ザ・レディ・シェルターズ

  • ⚫︎

    目黒川

    ザ・レディ・シェルターズ

  • 6

    量子もつれ多次元コンピュータ

    ザ・レディ・シェルターズ

  • 7

    レッド・ドレープ・カーテン

    ザ・レディ・シェルターズ

  • 8

    ブエノスアイレス

    ザ・レディ・シェルターズ

  • 9

    2075年のダンス

    ザ・レディ・シェルターズ

  • 10

    桜の頬紅さして

    ザ・レディ・シェルターズ

【SHELTER VANGUARD】シリーズについて
7thアルバム、サイドストーリー

ザ・レディ・シェルターズの7thアルバム《ゴールデン・サンフラワー・ライオン》のプリプロ段階での仮タイトルは、
《SHELTER VANGUARD》だった。

筆者が初めてそのタイトルに触れたのは、たった一度だけ4人と飲んだ、おでん会の時の事で、時空氏が「蓄音機を手に入れたら、まずアルフレッド・コルトーを聴いてみたいですね」と会話を始めたのがキッカケだった。

「そういえばカザルス三重奏団とかカペー弦楽四重奏団のレコードって、曲の最後、フェードアウトってあり得ないよね」
「そりゃそうだ、クラシックやジャズはね〜」
「そういえばウチラのCDもフェードアウト、少ないよね。偶然?」

それから各ジャンルのステージの違い、についての話しに移行し、、、

「でも、クラシックやジャズって、停電になっても、お客さん達がスマホのライトで楽譜や手元を照らしてくれたら、演奏、続けるのかな?」
「元々200年前のシューベルトとかの時代なら、灯りはランプやロウソクだし音は当然、ナマオトでしょー」
「タフで生々しいジャンルだねー」
「でも昔むかしのブルーズやカントリーや日本のフォークや、三味線と歌だって、そうなんじゃない?」

「あれっ!でも、出来るんじゃない?わたしたちも、、」
「ウチラの2ndシングルの世界観だね。小さな地下クラブで、エレクトリック・レディシェルター・ヴァンガード!充電器や乾電池くらいは使ってね」
「街が停電になるくらいの状況だから、まさに地下のライブハウスはシェルターだね」
「アコースティック・シェルター・ヴァンガードだ!」
「いや、小さいアンプとボーカルの拡声だけは欲しいトコでしょー」
「停電になるまではね」
「夏で空調効かなければ、出来ないっしょ」
「いやあ、イメージとココロザシの話しだからさー」
「最新式のシェルターは部分的には当然、エレクトリックだよ!」
「まあ、ヴァンガードって、前衛とか先駆者って意味だからねー」
「スマホで調べてるじゃん!」

ポンポン、会話が飛び交う。

かなり酔っていたけれども、老舗の地下のジャズクラブの簡素な舞台の様に、煌びやかな照明の補助もラインアレイの分離の良いPAの助けもなく、ポツンと4人だけで、音楽をこそ中心に置いて、お客さん達と向き合っている情景は頭の中に(ロマンティックさを伴い)確かに拡がった。

「でも、楽曲達が余程良くないと、駄目なんじゃない?」
「そっかー。じゃ、50歳くらいから始めるか」
「あ、でも、カヴァー曲、混ぜれば良いんじゃない?ビル・エヴァンス・トリオだって自分の曲は半分くらいなんじゃないかなー?」

・・・・・・・

その後、7thアルバムのもう一つのテーマ、《ダンス・ミュージック》が持ち上がり、アルバムタイトルも変更になった。と、後日、電話で聞かされた。

じゃ、マスタリングが終わったら、白モツ煮会でも5人でする?
と訊いたら、ライブアルバム《シェル・モカンボ》をイチからミックスし直すので、極めて忙しいでーす。と断られた。

(きわめて、なんて言わなくてもいいじゃん、とわたしは少しだけションボリした)

そちらのライブCDは、来年(2026年)の春頃、リリースするらしい。

※今回も肝心な7thアルバムの中身のライナーノーツにはなりませんでしたが、10月25日からサブスク等で聴ける予定、との事です。
(余計な前知識など絶対に要らぬ程)
極めて最高傑作です。


2025年8月

ロックンロール愛好者
ホワイト・フォース・ジュニア

アーティスト情報

TLS Records

"