

都会の喧騒くぐり抜け
《隠れ家へ》
ムービングライトは無いけれど
《最先端》
ナイフとフォークとグラスの
音に彩られて
間もなくファーストステージの
始まるところ
モルトウイスキーで
ほろ酔い気分
生身の音楽しか無いけれど
それで良い?
ステージの上にはたったの
《レッド・ドレープ・カーテン》
舞台の上はそれだけ
《充分さ》
切れた弦を、そうね
イッポン張り替えて
古いピアノもソデに
ひかえているしね
金のライオンの子ども
跳ね回る
地下室の狭い薄暗がりの中で
ステージの上にはたったの
《4人だけ》
ドラムのキットもそうさ
《最小限》
ステージの上にはたったの
《レッド・ドレープ・カーテン》
コロガシ、アンプもそうさ
《最小限》
階段降りたら
そこは別の大陸みたい
間もなくセカンドステージの
始まるところ
金のライオンの子孫
跳ね、踊る
パルテノン神殿の
4本の柱の中で
都会の喧騒くぐり抜け
《シェルター・ヴァンガード》
スコッチとバーボンウイスキー
《ロックでね》
- 作詞者
韮澤ユニテ, 青野時空
- 作曲者
青野時空
- プロデューサー
ザ・レディ・シェルターズ
- レコーディングエンジニア
ザ・レディ・シェルターズ
- ミキシングエンジニア
ザ・レディ・シェルターズ
- マスタリングエンジニア
ザ・レディ・シェルターズ
- グラフィックデザイン
ザ・レディ・シェルターズ
- その他の楽器
ザ・レディ・シェルターズ

ザ・レディ・シェルターズ の“レッド・ドレープ・カーテン”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
ダンス PART Ⅲ
ザ・レディ・シェルターズ
- 2
上澄み泥棒
ザ・レディ・シェルターズ
- 3
思い出は未来にこだまする
ザ・レディ・シェルターズ
- 4
古い古い友人
ザ・レディ・シェルターズ
- 5
目黒川
ザ・レディ・シェルターズ
- 6
量子もつれ多次元コンピュータ
ザ・レディ・シェルターズ
- ⚫︎
レッド・ドレープ・カーテン
ザ・レディ・シェルターズ
- 8
ブエノスアイレス
ザ・レディ・シェルターズ
- 9
2075年のダンス
ザ・レディ・シェルターズ
- 10
桜の頬紅さして
ザ・レディ・シェルターズ
【SHELTER VANGUARD】シリーズについて
7thアルバム、サイドストーリー
ザ・レディ・シェルターズの7thアルバム《ゴールデン・サンフラワー・ライオン》のプリプロ段階での仮タイトルは、
《SHELTER VANGUARD》だった。
筆者が初めてそのタイトルに触れたのは、たった一度だけ4人と飲んだ、おでん会の時の事で、時空氏が「蓄音機を手に入れたら、まずアルフレッド・コルトーを聴いてみたいですね」と会話を始めたのがキッカケだった。
「そういえばカザルス三重奏団とかカペー弦楽四重奏団のレコードって、曲の最後、フェードアウトってあり得ないよね」
「そりゃそうだ、クラシックやジャズはね〜」
「そういえばウチラのCDもフェードアウト、少ないよね。偶然?」
それから各ジャンルのステージの違い、についての話しに移行し、、、
「でも、クラシックやジャズって、停電になっても、お客さん達がスマホのライトで楽譜や手元を照らしてくれたら、演奏、続けるのかな?」
「元々200年前のシューベルトとかの時代なら、灯りはランプやロウソクだし音は当然、ナマオトでしょー」
「タフで生々しいジャンルだねー」
「でも昔むかしのブルーズやカントリーや日本のフォークや、三味線と歌だって、そうなんじゃない?」
「あれっ!でも、出来るんじゃない?わたしたちも、、」
「ウチラの2ndシングルの世界観だね。小さな地下クラブで、エレクトリック・レディシェルター・ヴァンガード!充電器や乾電池くらいは使ってね」
「街が停電になるくらいの状況だから、まさに地下のライブハウスはシェルターだね」
「アコースティック・シェルター・ヴァンガードだ!」
「いや、小さいアンプとボーカルの拡声だけは欲しいトコでしょー」
「停電になるまではね」
「夏で空調効かなければ、出来ないっしょ」
「いやあ、イメージとココロザシの話しだからさー」
「最新式のシェルターは部分的には当然、エレクトリックだよ!」
「まあ、ヴァンガードって、前衛とか先駆者って意味だからねー」
「スマホで調べてるじゃん!」
ポンポン、会話が飛び交う。
かなり酔っていたけれども、老舗の地下のジャズクラブの簡素な舞台の様に、煌びやかな照明の補助もラインアレイの分離の良いPAの助けもなく、ポツンと4人だけで、音楽をこそ中心に置いて、お客さん達と向き合っている情景は頭の中に(ロマンティックさを伴い)確かに拡がった。
「でも、楽曲達が余程良くないと、駄目なんじゃない?」
「そっかー。じゃ、50歳くらいから始めるか」
「あ、でも、カヴァー曲、混ぜれば良いんじゃない?ビル・エヴァンス・トリオだって自分の曲は半分くらいなんじゃないかなー?」
・・・・・・・
その後、7thアルバムのもう一つのテーマ、《ダンス・ミュージック》が持ち上がり、アルバムタイトルも変更になった。と、後日、電話で聞かされた。
じゃ、マスタリングが終わったら、白モツ煮会でも5人でする?
と訊いたら、ライブアルバム《シェル・モカンボ》をイチからミックスし直すので、極めて忙しいでーす。と断られた。
(きわめて、なんて言わなくてもいいじゃん、とわたしは少しだけションボリした)
そちらのライブCDは、来年(2026年)の春頃、リリースするらしい。
※今回も肝心な7thアルバムの中身のライナーノーツにはなりませんでしたが、10月25日からサブスク等で聴ける予定、との事です。
(余計な前知識など絶対に要らぬ程)
極めて最高傑作です。
2025年8月
ロックンロール愛好者
ホワイト・フォース・ジュニア
アーティスト情報
ザ・レディ・シェルターズ
2019年3月結成。 彼女達の音楽性、ファッション性、全てにおいて 「心の底からロックンロールが好きなんだ」という愛を感じずにはいられない。 美月の甘辛系のヴォーカルに 吉田アカリ、KentoのオーセンティックなR&Rビートで JICOOが描く"古き良き"と"彼の新解釈"が上手に料理された世界を表現する。 洋楽ロックファンはもちろん、近年のロックバンドを聴いている人にも 新鮮に感じる要素が盛りだくさんなのではないだろうか。 YOUTUBEチャンネル、"THE LADY SHELTERS" では ザ・ローリング・ストーンズやザ・フーを はじめとした洋楽カバー動画を公開している。
ザ・レディ・シェルターズの他のリリース
TLS Records



