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砂の道を、ゆっくりゆっくり歩くらくだ。
急がない。競わない。ただ、みんなの荷物を背負って進む。
暑い日も、冷たい夜も、黙って旅を続けている。
誰かの夢も、誰かの涙も、その背中は静かに受け止める。
だから人は呼ぶ。“みんなのらくだ”と。
優しさは、大きな声じゃなくて、遠い砂漠を共に歩ける強さなのかもしれない。
昔、人は火を手に入れた。 やがて鉄を知り、空を飛び、 ついには星を見上げるまでになった。 だが―― 便利になった世界で、 人の心は少し迷っている。 地球は熱を帯び、 争いはまだ終わらず、 街の灯りの中で ひとり静かに生きる者もいる。 強くなることは出来た。 だが、優しくなることは まだ途中なのかもしれない。 いま人類に問われているのは、 どこまで行けるかじゃない。 どんな世界を残すのか。