

長く続く石段を
ふたりで登った朝
潮の匂い混じりの
少し古い街並み
Tシャツの季節も
もう終わるんだねって
君は笑って
僕は何も言えなかった
振り返れば港が
朝日に光って
君の横顔だけ
少し遠く見えた
You were there in that summer
白い航跡だけが
波間に長く残る
君の笑顔も
この街の記憶も
過ぎゆく季節
僕の心に刻まれて
港へ続く道で
溶けかけたアイスキャンディー
慌てて飲み込んで
君は笑っていたね
最終便の
アナウンスが響いて
日差しがゆっくり
夕空に吸い込まれていく
夜風だけ
優しくなって
言えないままの言葉を
連れ去っていくよ
You were there in that summer
打ち上がる花火が
海に揺れて消えていく
帰り道の
静かな横顔だけが
今でも胸に
残ったまま消えない
同じ夏が来ても
同じ港に来ても
僕が少し
大人になっても
あの日の汽笛は
今も遠くで
I still hear your voice
You were there in that summer
君が笑った
あの日のままで
言えなかった言葉だけ
今も胸に残ってる
また夏が終わる
蝉時雨の向こうに
You were there in that summer
過ぎゆく夏を
ひとり見送る僕
- 作詞者
葉山リナ
- 作曲者
葉山リナ
- プロデューサー
葉山リナ
- ボーカル
葉山リナ

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君がいた夏は
葉山リナ
港町の夏は、いつも少しだけ時間がゆっくり流れています。
長い石段、潮風の匂い、港へ続く道、ペデストリアンデッキから見える海。溶けかけたアイスキャンディーを片手に歩いた、何気ない一日。その何気ない景色こそが、時間が経つほどかけがえのない記憶になっていきます。
「君がいた夏は」は、宮城・塩釜の港町をイメージしながら描いた一曲です。
特別な出来事ではなく、夏の光、風、海、そしてあの街の空気をそっと閉じ込めました。
誰の心にもある「あの夏」の記憶に、静かに重なればうれしく思います。
アーティスト情報
葉山リナ
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