

うだつの上がる 古い町並み
誰もいない路地に 足音がひとつ
長良の水面が 黒く揺れるたび
あの日の声が また蘇える
閉ざしたはずの 記憶の奥で
ひゅう…ひゅう…と 誰かが笑う
振り向くたびに 影は増えて
もう自分の顔さえ わからない
逃げたはずなのに
闇だけがついてくる
The shadow is still alive
月のない空を 這い回る
I hear the whisper in the dark
「お前はもう こちら側だ」と
夜に濡れた 美濃の町で
神社の石段 濡れた鳥居
誰かが残した 古い破魔矢
胸に刺せば 終わると思った
だけど傷だけが 深くなる
虎の爪が 指先に宿り
猿の声が 喉で嗤った
蛇の尾が 背中を這えば
もう“やつ”と“私”の 境目はない
雨の降る夜に 目を閉じれば
見えるのは 奴じゃない
鏡の中の 私だった
I am the nightmare you created
逃げたかったのは 自分自身
The one you fear, the one you became
名前を呼んでも もう戻れない
You are me
そして私は 鵺になる
瓢ヶ岳に 霧が降りる
川の流れが 声を消す
それでも闇は 消えなくて
次の誰かを 探している
The shadow is still alive
月のない夜に 忍び寄る
I am the whisper in your soul
もしも夜道で 声を聞いたら
振り向かないで
名を呼ばないで
その影はまだ
美濃にいる・・・
- 作詞者
横山智章
- 作曲者
横山智章
- プロデューサー
横山智章
- グラフィックデザイン
横山智章
- ボーカル
ゆれいさくら
- その他の楽器
ゆれいさくら

ゆれいさくら の“影はまだ美濃にいる”を
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影はまだ美濃にいる
ゆれいさくら
美濃の町に残る怪異は、まだ終わっていなかった。
うだつの上がる古い町並み。
雨に濡れた路地。
長良川に揺れる黒い水面。
一年前、夢の中で“鵺”に出会った主人公は、再び美濃の町へ戻る。
だが今回、追いかけてくるのは怪物ではない。
自分の中に残り続けていた“影”だった。
岐阜県美濃市に伝わる妖魔伝説をもとに、古い町並みと未来的な世界観を重ねたSFホラー楽曲。
イザナギ、イザナミ、ヤマトタケル、ツクヨミ、アマテラスの神話的存在と、ロボットが徘徊する闇の町。
その中で少しずつ“人”と“怪物”の境界が消えていく。
「逃げたかったのは、自分自身。」
“鵺は外にいるのではなく、最初から胸の奥にいた”――
前作「月のない夜に忍び寄る影」のその先を描く、続編『影はまだ、美濃にいる』。
アーティスト情報
ゆれいさくら
ゆれいさくら、幻想的な詞世界と繊細な旋律で心に残る楽曲を届けるシンガー/ソングライター。恋愛、孤独、後悔、生涯といった人生の深い感情を透明感ある声で歌い上げ、聴く人の記憶にそっと寄り添います。 デジタル×ファンタジーを軸にしたサウンドと、詩的で情景的な歌詞は、まるで1本の短編映画のよう。 現実と夢のあいだを漂うような音楽世界で、“今ここにある感情”を形にします。
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