墨田四月伊達足利之高尾懺悔藍桜楓散のジャケット写真

墨田四月伊達足利之高尾懺悔藍桜楓散

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墨田四月伊達足利之高尾懺悔青楓桜春散


inspired by 近松門左衛門 『卯月の紅葉(うづきのもみじ)』(1706)

江戸時代前期に実際に起きた「伊達騒動(仙台藩のお家騒動)」と、伝説的な遊女「高尾太夫(たかおだゆう)」の惨殺事件をモデルにしています。本来なら青葉が美しい旧暦4月(卯月)に、遊女の怨念で紅葉が真っ赤に染まるという、非常に怪奇的でビジュアル・ショックの強い物語です。


伊達騒動(伊達綱宗の放蕩と隠居事件)。劇中では名前を変え、「足利頼兼(あしかがよりかね)」として描かれます。
旧暦の4月。初夏。本来なら木々は新緑(青葉)の季節。秋の象徴。
殺された高尾太夫の飛び散った血の恨みによって、春の青葉が一瞬にして秋のような深紅に染まった、という怪異を表しています。

大名の頼兼は、吉原の遊女・高尾に惚れ込み、彼女を身請け(借金を肩代わりして自分の妻・妾にすること)しようとします。その額は「高尾の体重と同じ重さの小判」という莫大なものでした。 しかし、高尾には島田重三郎という心に決めた恋人がおり、頼兼の話を拒み続けていました。頼兼は強引に高尾を連れ出し、隅田川で舟遊びを興じます。 季節は4月(卯月)。川岸には青々とした楓(カエデ)や桜の葉が茂っています。 酒宴の最中、頼兼は再度高尾に迫ります。「わしの意に従うか、それとも死を選ぶか」。高尾はついに意を決し、頼兼に真実を告げます(高尾の懺悔)。 「私の体は殿様のものになっても、心は重三郎様のものです」 この言葉に、プライドを傷つけられた頼兼は激昂します。


実際の台本のセリフから抜粋


「……南無(なむ)……」
「……南無(なむ)……」

「隅田川(すみだがわ)……」
「船(ふな)遊(あそ)び……」

「奥州(おうしゅう)……仙台(せんだい)……」
「五十四(ごじゅうよん)郡(ぐん)の……太守(たいしゅ)……」
「足利(あしかが)……頼兼(よりかね)……公(こう)……」

「お家(いえ)……騒動(そうどう)の……」
「種(たね)は……ここより……」

「種(たね)は……ここより……」
「種(たね)は……ここより……」


「金(かね)が……舞(ま)う……」
「金(かね)が……舞(ま)う……」
「金(かね)が……舞(ま)う……」
「金(かね)が……舞(ま)う……」

南無阿弥陀仏...
高尾....

「殿(との)を……酒色(しゅしょく)に……溺(おぼ)れさせ……」
「廓(くるわ)通(がよ)いの……放蕩(ほうとう)……三昧(ざんまい)……」

「伊達(だて)の……大紋(だいもん)……」
「地(ち)に……落(お)ちた……」

「これ……高尾(たかお)……」
「仙台(せんだい)……高尾(たかお)……」
「酒宴(しゅえん)の……座(ざ)にて……」

「身請(みう)け……致(いた)そう……」
「そちの……目方(めかた)と……同(おな)じ……」

「小判(こばん)を……積(つ)もう……」
「万金(ばんきん)……擲(なげう)ち……」

「拒(こバ)むとは……」

「許(ゆる)さぬ……」
「許(ゆる)さぬ……」

「浪人(ろうにん)の……情(なさ)けが……重(おも)い……」
「体(からだ)は……殿(との)の……ままなれど……」

「魂(たましい)は……」
「魂(たましい)は……」

「言(い)うたな……」
「言(い)うたな……」

「逆(さか)さ……吊(づ)りに……」
「逆(さか)さ……吊(づ)りに……」

「卯月(うづき)の……空(そら)に……」
「青葉(あおば)が……」
「若葉(わかば)が……」

「一瞬(いっしゅん)に……」
「真(ま)っ赤(か)に……染(そ)まる……」

「卯月(うづき)の……空(そら)に……」
「青葉(あおば)が……」
「若葉(わかば)が……」
「一瞬(いっしゅん)に……」
「真(ま)っ赤(か)に……染(そ)まる……」

南無阿弥陀仏...
高尾....
「種(たね)は……ここより……」
「種(たね)は……ここより……」

「金(かね)が……舞(ま)う……」
「金(かね)が……舞(ま)う……」

「卯月(うづき)の……空(そら)に……」
「青葉(あおば)が……」
「若葉(わかば)が……」
「一瞬(いっしゅん)に……」
「真(ま)っ赤(か)に……染(そ)まる……」

「隅田川(すみだがわ)……」
「船(ふな)遊(あそ)び……」
「金(かね)が……舞(ま)う……」
「金(かね)が……舞(ま)う……」
「……南無(なむ)……」
「……南無(なむ)……」

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