CITY LIGHTS & MIDNIGHT BLUEのジャケット写真

歌詞

フェンス越しのデシベル

Akemi

フェンスの向こう 陽炎が揺れて

銀色の翼が 空を引き裂く

会話なんて できやしないわ

大和(やまと)の風は 鉄の匂い

制服の袖 まくり上げて

あなたの自転車 追いかけた坂道

「東京へ行くよ」 打ち明けた時

あなたは黙って ペダルを止めた

国道沿いの ダイナーの椅子

冷めたコーラと 未来の地図

近いようで 遠い街ね

小田急線(ロマンスカー)なら すぐなのに

基地のゲート アメリカの影

僕たちの恋は ここで行き止まり

大人になるって こういうこと?

置いていくのね 私の青春

キーンと響く ジェットの音で

最後の一言 聞こえなかった

「好きだ」と言ったの? 「さよなら」だったの?

爆音(ノイズ)混じりの ラブソング

問い返すのも 怖かったから

笑って誤魔化した 夏の午後

駅のホーム 伝言板に

あなたの名前 探してみても

白いチョークの 跡さえなくて

季節外れの 風が吹く

相鉄線の 踏切待ち

もう戻れない あの日のふたり

古いカセット 巻き戻しても

ノイズの隙間に あなたはいない

滑走路から 飛び立つ鳥は

振り返らずに 雲を抜ける

キーンと響く ジェットの音で

かき消されたのは 私の涙

「待ってて」なんて 言えなかったの

爆音(ノイズ)だらけの プロローグ

見上げた空は 青すぎて

切なさだけが 降り注ぐ

フェンス越しに 手を振る影

夕焼けの中に 溶けてゆく

Goodbye, My Sweet Home Town

  • 作詞者

    Akemi

  • 作曲者

    Akemi

  • プロデューサー

    nanayon music

  • ミキシングエンジニア

    nanayon music

  • ボーカル

    Akemi

CITY LIGHTS & MIDNIGHT BLUEのジャケット写真

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「CITY LIGHTS & MIDNIGHT BLUE」は、都会の夜を彩る12の物語を、カセットテープのA面・B面になぞらえた各6曲構成で収めた、Akemiの1stアルバム。
交差点の信号に滲むブルー、基地の街のフェンス越しの爆音、閉店間際のバーのラスト・オーダー、そして夜明け前のホテルのチェックアウト――煌めく街灯りと、ミッドナイトブルーに染まる孤独のあいだを行き来する一時間を、ひと続きの夜として編んでいる。

架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、雨の246、国道16号、終電後のターミナルといった風景の中で、誰かに縋らず自分の足で夜を歩く大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の夜、車内の空気、バーカウンター、雨の午後を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した12曲となっている。

Side Aは街の灯りの側から、Side Bは夜更けの側から、同じ都会をもう一度歩き直す。
聴き終える頃には夜明け前の風が吹き抜ける――そんな一晩ぶんの物語を収めたアルバム。

Produced by nanayon music.

アーティスト情報

nanayon music

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