Record of Inner Conflictのジャケット写真

歌詞

Fragile Days

The Last Person

思い出の中で咲いていた

名前の無い花のように

いつの間にか忘れていた

あの日出会った君のことも

夕焼けに染まる赤い空を

飛んでいる鳥のように

開く翼で合図をしよう

暗闇に包まれる前に

あと少し もう少しだけ

目に映る君を見つめて居たかった

避けられぬ別れが来るのなら

あと少し もう少しだけ

伝えたいことも伝えられないまま

時が終わりを告げてしまった

「忘れないでね」って言った

君の最後の温もりさえも

流れゆく時の中で 僕は遂に

忘れてしまってたんだ

坂を下りきった僕は

刻まれた日々の記憶に

別れを告げるように 一歩と

少しずつ 歩き出してみたんだ

あやふやに手を伸ばして触ったものは

壊れやすい日々だった

「もう忘れたよ」って言葉は心では

意味を持たないもんさ

  • 作詞者

    The Last Person

  • 作曲者

    The Last Person

  • プロデューサー

    The Last Person

  • レコーディングエンジニア

    The Last Person

  • ミキシングエンジニア

    The Last Person

  • マスタリングエンジニア

    The Last Person

  • グラフィックデザイン

    The Last Person

  • ギター

    The Last Person

  • ベースギター

    The Last Person

  • ドラム

    The Last Person

  • キーボード

    The Last Person

  • シンセサイザー

    The Last Person

  • ボーカル

    The Last Person

  • バックグラウンドボーカル

    The Last Person

Record of Inner Conflictのジャケット写真

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The Last Person――“最も期待されていない男”を名乗るこのソロアーティストは、言葉にならなかった10年分の葛藤をすべて詰め込んだ。

『Record of Inner Conflict』は、完全自主制作で2年以上かけて紡がれた、全11曲のセルフポートレート。録音、演奏、ミックス、マスタリング、アートワークまで、すべて一人で手がけられた本作には、妥協のない“個”の輪郭がむき出しのまま刻まれている。

音楽的にはOasisやASIAN KUNG-FU GENERATIONの系譜を辿りながら、時にシューゲイズやグランジの影も覗く。しかし、この作品の本質はジャンルではなく「逃げなかった記録」である。誰にも期待されなかったからこそ、自分自身と徹底的に向き合い、声にならなかった思いをギターと歌にして放つ。

開幕曲「I Wasted 20s」から最終曲「Wasting Time」まで、全編に通底するのは、自己否定とそれを越えようとする意思。怒り、喪失、再生、肯定。そのすべてを飲み込んで、“俺は俺を壊させない”と歌いきる。

誰かに寄り添うでもなく、押し付けるでもない。ただひとつの人生の痕跡として鳴り響く、本当の意味での“オルタナティブ・ロック”。このアルバムは、冴えない男が自分の足で立ち上がろうとした、その証である。

アーティスト情報

  • The Last Person

    日本を拠点に活動するソロアーティスト。 作詞・作曲・アレンジからミックス、マスタリング、アートワークまでを一人で手がける完全DIYスタイル。 デビュー作『Record of Inner Conflict』は、10年以上にわたる葛藤を綴った“内なる対話”の記録。 オルタナティブ/インディーロックを軸に、等身大の言葉とサウンドで心の奥を鳴らす。

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