幻日 僕らはここにいる (feat. 長与 千種)のジャケット写真

幻日 僕らはここにいる (feat. 長与 千種)

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動物からのメッセージを起点に楽曲を生み出し、音楽という表現で動物福祉の新しいかたちを提示してきた“動物ファーストユニット”Conanimal。

元The brilliant greenのギタリスト松井亮と、作詞家であり動物保護活動家、アニマルウィスパーとして活動するZinney Imasato。
二人の動物愛護家の強い意志から生まれたこのユニットは、動物の声を人の世界へ翻訳する音楽を制作してきた。
楽曲は常に、動物からのメッセージから始まる。
実際に向き合い、感じ取り、対話し、その心情を言葉と旋律へと昇華する。
それがConanimalの創作の原点であり、他にはない最大の特徴である。

2024年12月21日にリリースされた「Yes I will」から約3ヶ月。
前作では、世界を舞台に活躍するダンスエンターテイナーRINO NAKASONEが“踊る”のではなくRapで参加した。

それは世界初ともいえる“アニマルラップ”。

社会を攻撃するためではない。
疲れているオーナーに向けて、
動物の視点からそっと囁く。

「休んじゃえば?」

守られる存在と思われている動物が、逆に人間を気遣うという反転の構図。
軽快なビートが届けたものは、やさしい警告だった。

Conanimalはそこで、
動物の声が“人を支える歌”にもなり得ることを示した。

そして本作「幻日 僕らはここにいる」。

ファーストヴォーカルを務めるのは、1984年から1985年にかけて空前の女子プロレスブームを巻き起こしたクラッシュギャルズの中心人物、長与千種。
現在は女子プロレス団体マーベラス代表を務めると同時に、動物保護活動にも取り組む存在である。

Conanimalの特徴は、楽曲ごとにヴォーカルを変えること。
それは単なる客演ではない。
その楽曲のテーマに“最もふさわしい声”を迎え入れるという思想である。

本作は、これまで動物との関係性を描いてきたConanimalが、
初めて日本の動物愛護の現実そのものに踏み込んだ一作となる。

モチーフとなったのは、TikTok再生回数1,000万回を記録したシバイヌ愛ちゃんのストーリー。
2016年、愛護センターで出会った一匹の柴犬。
“咬み犬”というレッテルを貼られ、殺処分を宣告されていた。

だが本当に問うべきは、
「咬んだ」という結果ではない。
なぜ咬んだのか、どんな背景があったのかという理解だ。

レッテルは理解を止める。
それは動物だけの話ではなく、人間社会にも通じる構造である。

他者から貼られた言葉によって、本来の自分を理解してもらえないもどかしさ。
本作は、動物の物語でありながら、人間社会の構造にも静かに問いを投げかける。

タイトルの「幻日」は、光の屈折によって太陽の横に現れるもう一つの光。
人は時に、その幻想的な光に目を奪われる。
だが、その光は本物の太陽があってこそ生まれる現象だ。

屈折した評価やレッテルという“もう一つの光”に惑わされるのではなく、その奥にある本体を見てほしい。

さらに本作のイントロでは、実際の愛護センターで録音された犬の鳴き声が使用されている。
無線やラジオのチューニングが合っていないようなノイズの中から徐々にサウンドが輪郭を持って現れてくる構成は、鳴き声が聞こえていないのではなく、その意味を“聞こうとしていない”だけなのではないかという問いかけでもある。
ラジオの周波数を合わせるように耳を澄ませたとき、はじめてその声の意味が届く。
この演出には、動物の想いを受け取り言葉として翻訳するZinney Imasatoのアニマルウィスパーとしての視点が込められている。

「僕らはここにいる。」

あの出会いから10年。
今もなお、同じように誤解され、分類され、期限を待つ命がいる現実。

動物保護活動家 長与千種とConanimal。
リングを音楽へと変え、闘う場所を社会の無関心へと移した“タッグマッチ”。

これは攻撃の歌ではない。
だが、沈黙でもない。

存在の宣言であり、見落とされてきた命へのスポットライトである。

「幻日 僕らはここにいる」。

ゴングは、もう鳴っている。

アーティスト情報

  • Conanimal

    Conanimalは、元The brilliant greenのギタリスト・松井亮と、作詞家であり動物保護活動家、そしてアニマルウィスパーとしても活動するZinney Imasato(活動家名)という、二人の動物愛護家の想いが重なり誕生したユニットである。 Zinney Imasatoが日々向き合ってきた動物たちの声、そして松井亮が長年培ってきた音楽的感性とサウンドメイク。 その二つが融合することで、Conanimalは単なる音楽ユニットにとどまらず、「音楽を通して動物福祉の新しい関わり方を提案する存在」として活動を続けてきた。 さらにConanimalの大きな特徴として、楽曲ごとにヴォーカルを変えるという独自のスタイルがある。 それは単なる客演ではなく、その楽曲のテーマに“最もふさわしい声”を迎え入れるという思想に基づくものだ。 曲が持つ物語や動物たちのメッセージに最適な声を選び取ることで、Conanimalの世界観はより立体的に、より真摯に響くものとなっている。 そして、バンドメンバーを新たに迎えた“新生Conanimal”は、若き才能あふれるミュージシャンたちの加入により、その活動領域をさらに広げている。

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