Lyric

小暑を過ぎて雨が枯れたらノイズのような蝉の声が聞こえだし、

小説の頭の情景　彷彿させてはやる歩調と色づいた銀杏

織りなす足元の影の意匠凝らして　さあ、世にも奇妙な話の始まり

楽しげにこだまするけど悪友どもの濁声には辟易…　その時青天の霹靂

あまりに不覚な扇情で揺れる感情　見えない素性のあの娘いつの間に

歩き道中　気づけば隣にいる

Hmm 向こうの澄ました瞳の奥が泳いでる　僕は僕で慣れない愛想を振りまいてる

曖昧な笑いと時だけが隣で歩いてる　ただ歩いてる

今だけはTell me a lie 気が付かないはずだから浮かれさせてよ　Summer time

夏空に浮かんでる双星の距離は縮まない　現実の夢の中じゃ

君は上気したのか、透明なこかこおらを飲み干すと口調もくだけだす

遠く遠く向けて歩幅も広げ　見え隠れする胸中　僕はジョークをSaid you

屈託なく笑う君に心を許す　後ろの悪友の存在忘れだす

Hmm 「これは夏の誘惑か？」と気を引き締めても　炎暑の猛威が思考を邪魔する

何もかもが面白くなってきてるような気がしても　目が眩んでる

どうせ消えるからShow your sight 見つめ合い　いかにもな涼風吹く　'Round midnight

秋空じゃ見えやしない双星の泡沫のストーリー　なんてのは

犬も喰わない

Ah もしかしたら解けないマジックかもしれない　何の変哲もないただの道端で

星屑を拾いあげられるような偶然に　満ち溢れてる

そんな様にTell me a lie 気が付かないはずだから浮かれさせてよ　Summer time

夏空に浮かんでる双星の距離は縮まないはずだけど

「そつがない！」　冷やかしのパパラッチたちの声も遠く

Tell me a lie 嘘じゃない　また長雨の頃気がつく

双星も見えなくなって嘘のような　そんな夏の始終を