一人の夜が哀しく思うのは
宙に浮かべた目が この小さな背を見つめるから
一人の夜が清しく思うのは
ただ開いた目が あの小さな月を映すから
他人の浴びた光が生んだ影
そこでかざしていた虫眼鏡
言わずもがなできるわけない火種
欲しい物を全てこの手に収めることは二番
欲しい物を全ていらないと思えるようになることが一番
当然のように患っていた不眠症
何を目指していなくても主人公
眼前に見渡すこの一つ以外 決して視点を選べない世界
自分をきちんと信じられる心根の強さよりも
自分を微塵も疑わない神経の図太さを
一人の夜が哀しく思うのは
宙に浮かべた目が この小さな背を見つめるから
一人の夜が清しく思うのは
ただ開いた目が あの小さな月を映すから
何度でもやり直せる訳ではなくとも
何度かはやり直せるでしょ
実際まだ余裕 死灰復燃ゆ
塞ぎもそば立てもしない耳
常軌を逸さずに過ごす日々
万事に有り万事に無い意味
夕日に照る雨とかかる虹
価値観の定着 言うなれば汚濁 洗い流す適量の孤独
過剰と不足 質素と贅沢 人間は脆弱 それでも
一人の夜を どう思っていようとも
他人の目に映る 自分の姿に違いなんてない
一人の夜は 在り続けるただ
あるものを隠し あるものをここに示すために
何度でもやり直せる訳ではなくとも
何度かはやり直せるでしょ
実際まだ余裕 死灰復燃ゆ
朧な夜半の月 月明かりを差し込ますための隙
朧な夜半の月 大丈夫 ただ吸ってただ吐く息
- Lyricist
Kuu Drab
- Composer
Kuu Drab
- Producer
Kuu Drab
- Vocals
Kuu Drab
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