Anti-Automationismのジャケット写真

Anti-Automationism

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トラックリスト

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この作品は、アルス エレクトロニカ フェスティバル 2023 の一環としてアントン ブルックナー私立大学 (オーストリア、リンツ) が主催する「Manufacturing Audible Truth」で世界初演され、国際現代音楽協会が主催する「World (New) Music Days 2023」でアフリカ初演されました。

音楽部分のみが元々の形で、ビジュアル部分は後から私自身によって付け加えられたものです。
プログラムノートは以下のとおりです。

なぜ私たちアーティストは自動化主義(Automationism)に抵抗しなければならないのでしょうか?
20世紀に入り、アーティストによるテクノロジーへの自動的な依存が起こりました。そして、テクノロジー自体が継続的に発展しているため、この種のアートは、ある種の常に新しい体験が保証されます。この事態は芸術的な循環、あるいはオートマティズムを構築しました。創造の主体はもうそこにはありません。自動化主義のアーティストは、「音楽作曲を自動化できる」または「自動サウンド システムをうまく作ることができる」と言います。しかし、それらの主張がどのように意味を持つのでしょうか?作曲プロセスが自動化されているのであれば、それはすでに自動化されており、私たちアーティストは創造的主体としてそこからすでに離脱しているのですから、それを単なる素材として扱うべきではないでしょうか。
この問題意識から、私はディープ ラーニング システムを複雑な Max/Msp パッチに組み込み、即興演奏を自動的に学習させました。私の即興演奏が学習された場合、私がすべきことはまだ学習されていないものを演奏することです。このようにして、機械学習システムに自分の即興演奏を学習させ、その学習に抗うように即興演奏を繰り返しました。
その結果がこの電子音響作品です。私はアーティストが自動化主義の誘惑に抵抗し、反自動化主義者であるべきだ、と強く主張します。

アーティスト情報

  • Masafumi Rio Oda

    上智大学大学院哲学研究科にてドゥルーズについての修士論文で修士号取得。その後もアカデミックな哲学文献研究と自身によるユニークな哲学的立場の追求との間を自由に横断しながら、電子音楽やCG映像、アプリケーション開発といった形でその実践ないしアウトプットを試みている。決定的なテーマは「根源的な二元性から成る多様体(マルチメディア)」である。ソフトウェア、ハードウェア、デジタル、アナログ、抽象的概念、具体的固有名…「連続」と「離散」という関係の下で、これら全てをフラットに扱い、そのことで全く新しい「形態」を現出させる作品・パフォーマンス・システム設計を志向している。河合孝治氏プロデュース兼メンバーの音楽ユニット「空観無為」にて電子音響を担当。2017年、世界的なランド・アーティスト池田一氏と、屋久島でコラボレーションし、野外でセッションを行った。この野外セッションは織田自身によって編集され、CDとして販売されている。また2019年に初のソロCD、2020年にソロ2ndCDを発売をフリージャズの老舗レーベルChap Chap Recordsより発売。ワシントン州立大学主催電子音楽祭2019にて映像作品「Nostalgia Mass」入選。同年ドイツeviMus主催の電子音楽祭にて5.0chサラウンド電子音楽作品「Fragile Water」入選。タイ・ニューミュージック&アートシンポジウム2020にて映像作品「Hell of Light」入選、期間中Bangkok Art and Culture Centre (BACC)にて展示。同年、電子音楽作品「Laugh In Void II」がイギリスの現代音楽レーベルNOUS RECORDS第一回コンペティション入選、リリース。同年、映像作品「Festival of Things-in-Themselves Ⅱ」および「Festival of Things-in-Themselves Ⅲ」の二作品がイタリアTaukay Edizioni Musicali主催映像作品コンクールでファイナリスト選出。The New York City Electroacoustic Music Festival 2021にて映像作品「the vulgar and the holy 」入選。トリエンナーレCHIKUGO 2020「デジタルアート作品公募展」、およびInternational Computer Music Conference 2021(チリ)にて映像作品「the vulgar and the holy Ⅲ」入選、またThe Red Jasper Awardにてファイナリスト選出。ソウル国際電子音楽祭2021にて映像作品「Generating Scenic Beauty」入選。国際電子音楽コンクール2021(中国)にて映像作品「Radical Duality Ⅱ」3位入賞。カルフォルニア大学主催・映像芸術祭“Audiovisual Frontiers”にて映像作品"Radical Duality Ⅲ"入選。北ジョージア大学現代作曲会議2021にて電子音楽作品「from an ordinary tone」入選。第七回両国アートフェスティバル2022にて映像作品「from an ordinary tone」入選。ペンシルバニア州立大学主催音楽祭2022にて映像作品「Radical Duality Ⅳ」優勝。韓国現代美術館CICA「Form 2022」展にて映像作品2作品展示。北ジョージア大学現代作曲会議2022にて映像作品「Psychedelic Circuit」入選。国際電子音楽コンクール2022(中国)にて電子音楽作品「Radical Duality Ⅴ」ファイナリスト選出。CCMC2023にて電子音楽作品「Noble Soul」入選。アリゾナ大学TURN UP Multimedia Festival 2023にて映像作品「Digital Warmth Ⅲ」入選。the 7th New Music on the Bayou Festivalにて映像作品「Digital Warmth」入選。CICA New Media Art Conference 2023 (韓国)にて個展開催。私立アントン・ブルックナー大学(オーストリア)にて電子音楽作品「Anti-Automationism」初演、及び国際現代音楽協会主催「世界音楽の日」(南アフリカ)にて再演。第3回伊勢志摩国際作曲コンクールにて映像作品「Radical Duality Ⅳ」(Remaster) 特別賞受賞。その他、ベルギー、アルゼンチン、コロンビア、タイ、中国、ニューヨーク、日本などの各国の芸術祭に映像作品・音楽作品・論文発表・パフォーマンスで参加。アート団体「SORAE」副代表、 「東京国際思想・芸術クロス」代表。米国作曲家作詞家出版者協会(ASCAP)、日本電子音楽協会会員。

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