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【 眠れぬ森の夜を潤す、夕空がそっと零したしずくたち 】
夜が世界を覆うころ、森や庭、草むらの奥では、誰も知らない神秘の時間が動き出す。
長年ライブだけの活動をしてきた音楽家・歌い手立原綾乃にとっての記念すべき待望のファーストアルバム『Garden』のために書き下ろされた本曲「ヨルノシズク」。 アルバムでは、それぞれの曲が一日、あるいは一生ともいえる時の流れの一風景を表している中で、この曲だけは特別に、夕暮れ時を描いた前作『ユニコーンと子守唄』の物語の続きとして、夜の森の中で静かに紡ぎ出された。
たった3本のマイクのみを頼りに、彼女が音楽と暮らしを生み出す小さな森で録音されたこの曲は、夜露が草の上で輝くまさにその時間に瑞々しく歌い収められた。余白を主役とする神聖な静寂のなかで、幻想的な音色が聴き手の想像力を遥かなる物語へと誘う。
ユニコーンすらもうっとりと眠りに落ちるほどの美しい夕空の調べが世界を包み込むとき、空の息吹がそっと姿を変え、ヨルノシズクとなって地上へ舞い降りる。月の光に照らされて、今宵も静かに煌めいている。
立原 綾乃 ( Ayano Tachihara ) 音楽家 ・ 歌い手 物心ついた頃から、内なる静寂に響く旋律を大切に紡いで来た。 信州・軽井沢の豊かな森に暮らしを置き、15年にわたり森の呼吸に耳を澄ませ、自然と共に生きる中でその表現を育む。 その道のりのなか、2019年より自身の作詞作曲集を携え、即興を交えて歌い始める。「その瞬間の響きこそが最も純粋な音楽である」との信念から、機が熟すのを待つかのように、ライブ活動のみに徹してきた。後にその響きを形に残していくために、世界的な音響家 オノ セイゲン氏を迎え、自身の拠点でのレコーディングに踏み切る。 彼女の放つ音楽は、透き通るような繊細さと奥深く凛とした力強さを併せ持つ歌声、寄り添い溢れるような静謐なピアノによって、その場の空気をしなやかに整え、聴く人の心に温かい光を灯す。 2026年、立春。初のレコーディング作品 『 いざない (The Call) 』 を満を持して配信リリース。冬の雪の中から清らかに響きわたる産声が、世界を旅して、小さな春の光を宿す。 彼女の真実の旅がいよいよ始まる。
SHIRO RECORDS