

金曜の夜 乗り込む車
倒れすぎてる 助手席(シート)の角度
黙って戻す 慣れた手つきで
回る音楽 彼は選ばない
流れる窓の 国道(ニーヨンロク)
フェンスの続く 大和の記憶
無言のままの 横顔見つめ
昔のように 何も語らない
ガチャンと響く 切り替わる音
巻き戻せない 仕組みのテープ
「次がいい」とは 言わないあなた
自動で進む 夜を走るだけ
視線外して 運転する横
小箱(ボックス)を開け 手探りすれば
知らない角の カートリッジに
誰かの痕跡(けはい) 指先が知る
すべてを聞けば 壊れてしまう
引かれた線を 越えないルール
大和の街が 教えた距離に
触れた指先 静かに戻す
抜けば終わると 分かっているから
赤信号で 止まる交差点
何も見ないで 前を見る人
テープのノイズ 歪み始める
知らないテープ 元の場所へと
乾いた音で 小箱(ボックス)を閉じる
青に変わって 走り出す夜
助手席(シート)の角度 もう直さない
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“ハチトラックの角度”を
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ハチトラックの角度
Akemi
「ハチトラックの角度」は、巻き戻しのきかない関係の中で膨らんでいく疑念と、それでも問わないことを選ぶ助手席の夜を描いたミディアムテンポのシティポップ。
金曜深夜の246、倒れすぎた助手席の角度、グローブボックスの中の見覚えのないカートリッジ、トラックが切り替わる「ガチャン」という音、そして赤信号で止まった横顔――車内という密閉された空間に残された他者の痕跡が、選ばれなくなっていく気配を静かに映し出す。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、確認すれば壊れると知りながら、聞かないことで関係を保ち続けようとする、管理でも依存でもない距離の取り方を手放せない大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、深夜のドライブ、車内の空気感、言葉にしない駆け引きと孤独を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
シートの角度を毎回直していた手が、最後にはもう直さないと決める。カートリッジを抜けば終わると分かっていてなお抜かずにグローブボックスを閉じる――そんな、指先だけが真実を知ってしまった夜の不可逆を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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nanayon music



