Lyric

沿道にそびえ立つ

ビルよりもそこから

見下ろす人々よりも

遙か先を見据えて

ショーケース置いてけぼりの

いつか見た憧れを

追いかけ追い越し

行くよ夢の続きを

襲いかかる 無責任な

愛を噛み砕いて

ひたすらに あるがままに

我が道を行くのさ

この世界に在るだけの

僕に誰かが

囁く 世間に目を向けろと

でも一体どこにある

真実がある

ゴールがあるのだろう

何気なく見上げた空

色づける銀杏並木みたいに

一瞬でも煌めくんだ

長い月日を越えて

狂いもなく 揃えられた

同じ高さの木々は

僕らのよう 誰がどう

切り揃えてるか 考えていた

降り注いだ偶然を

運命を

孕んでも すぐに消えていくの

むしろそれを操れるだけの力が

必要なんだろう

夕陽が見えてきた

僕を照らす

けれどまだまだ 染まるわけには

いかない

この世界に在るだけの

僕に誰かが

囁く 世間に目を向けろと

でも一体どこにある

真実がある

ゴールがあるのだろう

それを探す物語