weaksual Front Cover

Lyric

kara no koe

Loojy

なけなしの声で誰かに問いかけた

そのどれも空回りするだけ

間違った事を今更思い知った

もうどうしようもない

こんな僕を見放してよ

なにもない、僕にはなにもない

この心しか

それすら君にあげるから

全部あげるから

もうちょっとだけそばに

なけなしの声は枯れてしまったが

それでもいいと君はそう言った

間違った事さえも僕の全てなんだと

教えてくれた

沈みかけた陽の微かに紅い空が

やけに眩しかった 君と見たからだ

なにもない、僕にはなにもない

この心しか

それすら君にあげるから

全部あげるから

もうちょっとだけそばに

何かの最後は君がいい

その何かが来なければもっといい

「こんな僕を見放してよ」

そんな僕を見放さないで

沈みかけた陽の微かに紅い空を

いつまでも見ていた 忘れない為に

やはり眩しかった 君を見たからだ

なにもない、君にはなにもない

そんな日が来ても

僕なら君にあげるから

全部あげるから

なにもない、僕にはなにもない

そんなはずがない

これだけ君がくれたから

ちゃんと歌えるんだ

他になにも要らないから

もうちょっとだけそばにいて

  • Lyricist

    Kohei Ouchi

  • Composer

    Kohei Ouchi

weaksual Front Cover

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「心が表現を欲しがって、声が行き場を欲しがった。」LoojyのVo.Gt大内康平の楽曲は、そうしていつのまにか生まれるらしい。初のフルアルバムとなる「weaksual」は、weak(弱い)とusual(いつもの)を組み合わせた造語である。強く在る事ではなく、弱さを認め、共に歩む事を選んだ今作は、"ありのままの自分を愛し、そして愛して貰いたい"という大内康平の、そしてLoojyの強い思いが込められている。
リードトラックでありながら悲しい程に愚直な愛を歌った「からの声」や、不器用な人間を皮肉たっぷりに表現した「知れ者」などのダークな一面もあれば、キャッチーさを持ち合わせた「パロディ」「内部構造」、これまでの広く捉えた音像とは逆のミニマムさを内包した「雨のち」など、"弱さ"という一貫したテーマを持ちつつも、サウンド、アレンジ面においてもバラエティに富んだ作品となっている。
「Loojyとして、"届ける事"を強く意識している」と大内は言う。これからどう動いていくのか楽しみなバンドであり、楽しみな一枚である。

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