

鏡よ鏡よ
夢を暴いて
饐えた命だと目を逸らすの?
死屍累々が生きている街で
嗤って 嗤って
影を食べる
生ける原罪や
病に気づかず、
錯覚した豚の群れ
物心ついた頃には
既に機械仕掛けの嵐
華やいで 華やいで
広がってく闇
未だに遺書は
綴文の日々
やがて告白なのか
呪詛なのか
仄暗い底で息してる
燈火に照らされた
羊皮紙には
宛先がなく寂寥感
読み手を拒むような文字列は、
誰にも届かずに葬られた
万雷の讃美歌
嘲りにも似て
磔刑は福音のコア
骨なしが亡者の
音符で踊る祭囃子
声高らかに
錆びついて 色褪せた
記憶の固執
緩やかに死を感じる晩餐
己の命を図れぬ舌で、
命の重さを語ってる
エロスとアガペーが
愚弄される闇
淘汰の渦に
呑み込まれていく
死化粧の夜に
巡り合うように
望まぬ生を
受けた赤子のように
沈黙に群がる影
カーテンコールの先で
声なき祈りと眠れ
眠れ 朽ち果てるまで
華やいで 華やいで
広がってく闇
未だに遺書は
綴文の日々
やがて告白なのか
呪詛なのか
仄暗い底で震えてる
エロスとアガペーが
愚弄される闇
淘汰の渦に
呑み込まれていく
死化粧の夜に
翳てくみたい
告白と呪詛を抱きしめて
- 作詞者
ムラサキチハヤ
- 作曲者
ムラサキチハヤ
- プロデューサー
ムラサキチハヤ
- ミキシングエンジニア
ムラサキチハヤ
- マスタリングエンジニア
ムラサキチハヤ
- ギター
ムラサキチハヤ
- シンセサイザー
ムラサキチハヤ

ムラサキチハヤ の“羊たちの亡霊”を
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羊たちの亡霊
ムラサキチハヤ
死者との対話がコンセプトであり、テクノサウンドの中に民謡的な声が祈りのように漂う。
ある意味で、“生きている”亡霊たちを弔う楽曲である。
滅びの中に美を見出すような鮮烈な鎮魂歌。
アーティスト情報
ムラサキチハヤ
夢と現実の狭間を彷徨い、死生観や希死観念を詩的に描くシンガーソングライター。 破滅の中に美を見出し、張り裂けそうな哲学をメロウに響かせる独自の世界観が特徴。 民族楽器を駆使しレトロなシンセサイザーを組み合わせたサウンドはどこか懐かしく、しかし残酷なまでに美しい幻想を紡ぐ音の標本箱。 2024年9月より、1st Single『銃で撃たれる夢』をリリースし活動を開始した。
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