

思考が凝り固まって
動けなくなっている君
頭が大きくなって
実態に伴ってない現状
気分で動き回って
余計に迷惑かけないで
何もかもが嫌だ
たしかに受け付けない
俺は奴隷じゃない
たしかにそうなんだ
ずっと昔の木の実を拾ったとき
もっと心がその身が動いたもの
わかり合った蜘蛛の糸が
千切れている
空を切って弾けた正論
爆破して
カラフルな街
漂白して何が楽しい
当たり前のことさえも
成仏できない
予定を埋め込んだって
それってただの自己満足
見えない相手の承認
得たくて其楽最高
自分が特別なんて思わないで
あなたはヒト
ずっと昔の地層から声がする
もっとほんとうの
まごころとものはいずこ
歴史を刻む時計の針が動いている
積み重ねた周回も融解
解けてゆく
くだらない街
赤く染めたアレは間違いか
思考停止なんてものを
爆破させろよ
- Lyricist
Tom Yam Kung
- Composer
Tom Yam Kung

Listen to Logical Realistic Tour by Tom Yam Kung
Streaming / Download
- 1
guide 01
Tom Yam Kung
- 2
Ai No Owarini
Tom Yam Kung
- 3
Feel
Tom Yam Kung
- 4
Escape
Tom Yam Kung
- 5
I'm Only Standing
Tom Yam Kung
- 6
Himitsu Na Kimochi
Tom Yam Kung
- 7
Unnecessary
Tom Yam Kung
- 8
Machi
Tom Yam Kung
- ⚫︎
Logical Realistic Tour
Tom Yam Kung
Artist Profile
Tom Yam Kung
Tom Yam Kung は、音楽を「世界を確かめるための実験」に近いものとして扱う一人ロックバンドである。 私にとってロックとは、華やかな装飾でも、逃避のツールでもなく、自分が何者であるのかを一度破壊し、もう一度組み直す行為だ。 日常はしばしば、誰かの正義や常識に覆われ、内側の声がかき消されていく。 『イエスマン』のように社会のケージを叩きながら、あるいは『Logical Realistic Tour』のように他者の正論に魂が接収される感覚を抱きながら、人は“自分の思考と世界の構造が本当に噛み合っているか”を問い続けている。 私は、そこで鳴る軋みや不協和こそが、もっとも「生きている」と感じられる瞬間だと思っている。 『Feel』は、身体性を失った世界に対して「感じること」の奪還を求める曲だ。 『行末の一瞬』では、希望と諦念が入り混じるなか、なお未来へ跳び込む衝動を記録した。 『街』や『エスケープ』『Unnecessary』では、存在の重さや曖昧さ、逃避と回帰の循環を描き、 『I’m Only Standing』は、無意識に生の惰性へと流されていく人間への冷徹なまなざしを含んでいる。 これらの曲に共通するのは、”答えを出すためではなく、世界の手触りを取り戻すために鳴らしている”ということだ。 音楽はその格闘の記録であり、反抗であり、祈りだ。 世界はしばしば理不尽で、矛盾に満ち、私たちはそのただなかで迷子になる。 それでも、人は前へ進みたいと思う──たとえそれが一瞬の火花のような希望であっても。 Tom Yam Kung の音楽は、その一瞬のために存在している。 「強さ」や「正しさ」ではなく、“誠実に揺れることそのもの”が人間を照らすのだと信じているからだ。
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