リリース日: 2026/10/12
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『鰯の骨格』は、岩下啓亮 Sardineが1996年から1998年に録音した音源を集めて再構成したアルバムだ。
1996年に自主制作CDの『離してはいけない』をリリースしたあとも私の創作意欲が衰えることはなかった。このアルバムは自分がどこまで出来るか、可能性を試した時期の録音を収めている。よく言えばバラエティーに富み、悪く言えば統一感に欠けている。試行錯誤の末に、失敗した録音も多い。その中から今の耳で聞いても、面白く感じられるものを選曲した。どうか先入観ぬきで聞いてみてほしい。
なお、アルバムジャケットのおどけた写真は、ニューヨークのセントラルパークで撮影したものである。
鰯こと岩下啓亮 Sardineです。 1983年から2003年までの20年間で、ひとり多重録音した楽曲が約170曲あります。これらを2024年から2025年にかけて時系列的にまとめたアルバムを順次リリースしました。そして2026年は楽曲の重要度やリスナーの好みに基づいたベストアルバムをいくつかリリースする予定です。 その音楽は、多種多様です。親しみやすいポップスもあれば、社会的視点をそなえたメッセージソングもあります。プログレッシブな構築性もあれば、パンク的な破壊志向の側面もあります。手ごわいピアニストで、マッドなシンセサイザー弾きで、たどたどしいギタリストで、音の読めるベーシストで、緩いリズムのパーカッショニストで、ひとり多重コーラスを駆使する、不器用なシンガーソングライターです。それらすべてのパートが、一つの人格に統合されているのです。 ロマンチックと薄情と情熱の混淆、とりとめもない不安と届かぬものへの憧憬を描いた、オールディーズだけどもエヴァーグリーン。表情豊かな鰯の音楽を、ぜひお聞きください。