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**Tiger Rain ~虎ヶ雨~**
雨音だけが響く、大磯の夜。
提灯の灯りは水たまりに揺れ、
潮の香りを運ぶ風は、静かに宿場町を吹き抜けてゆく。
『Tiger Rain ~虎ヶ雨~』は、
歌川広重が描いた東海道五十三次「大磯」と、
この地に語り継がれる「虎ヶ雨」の伝承から着想を得た、
江戸LOFI東海道紀行の一曲。
虎ヶ雨――。
それは、愛する人を想う心が雨となって降り続くと語り継がれる、
大磯に残る切ない伝承。
降りしきる雨。
寄せては返す波。
雨に霞む街道。
静かに揺れる宿場の灯り。
急ぐための旅ではない。
忘れるための旅でもない。
雨の向こうに続く道を見つめながら、
胸に残る想いとともに歩き続ける夜の旅。
Dusty Boom-Bapの鼓動に、
琴と三味線の音色、
そして静かな雨音が重なり、
東海道の夜をやさしく包み込む。
悲しみは、いつか消えるものではない。
それでも人は、
雨上がりの空を信じて歩き続ける。
今宵も虎ヶ雨は、
大磯の街道へ静かに降り続いている。
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。