地球のビート:世界の音の旅 166-180のジャケット写真

地球のビート:世界の音の旅 166-180

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◆本作の見どころとサウンドの旅路
Vol.12の幕開けは、世界で最も情熱的で鮮烈な色彩が支配する「中米アコースティック・セクション」から始まります。エルサルバドル(166番)の雄大な火山を渡る風のような素朴なクラシックギターの旋律から、ホンジュラス(167番)のマヤ遺跡に響き渡るマリンバの神秘的で美しい響き、そしてニカラグア(168番)のコロニアルな街並みを彩る伝統的なマリンバ・デ・アルコの軽快な調べへと続き、ラテンの情熱とアコースティックの多様性を描き出します。

中盤からは、地球上最も美しく、広大な青が広がる「オセアニア・メラネシア・ミクロネシア・アイランドライン」へと劇的に風景が移り変わります。サモア(169番)の神秘的な天然プールに木霊する木製スリットドラムとウクレレの心地よい調べから、トンガ(170番)の王宮のビーチで優しく響く伝統的な竹製の鼻笛、バヌアツ(171番)の活火山の火花のように爆発する巨大木製スリットドラムの強烈なポリリズム、ソロモン諸島(172番)のエメラルドグリーンのラグーンを渡るパンパイプ。さらにミクロネシア連邦(173番)の海上遺跡ナンマドールを想起させる貝殻のホーン(ホラ貝)の深遠な響き、マーシャル諸島(174番)のマジュロ環礁の砂州を行くような木製太鼓、パラオ(175番)のロックアイランド群を吹き抜ける竹笛のシルエットへと連なり、オセアニアの自然とオーガニックな響きを余すところなく表現します。

旅の後半は、打って変わってヨーロッパの歴史と哀愁が交錯する「バルカン半島・旧ユーゴ諸国・ライン」へと没入します。アルバニア(176番)の峻厳な山々に響く2弦楽器チフテリの剥き出しの生命力から、北マケドニア(177番)のオフリド湖畔に佇む教会のように厳かなバグパイプ・ガイダ、モンテネグロ(178番)のコトル湾の旧市街で歴史を語る1弦楽器グスラの深い哀愁、ボスニア・ヘルツェゴビナ(179番)のモスタルの古橋を彩るオリエンタルな弦楽器サズ、そしてスロベニア(180番)のアルプスの麓に浮かぶ孤島の教会を想起させる、楽しげに跳ねるヨーロピアン・アコーディオンへと至り、バルカンの深い歴史と独自の伝統音響が奇跡的なバランスで融合します。

◆総評
伝統楽器が持つ剥き出しのオーガニックな生命力と、洗練された現代のデジタル・プロダクションが、奇跡のバランスで交錯する本作。スピーカーの前に座るだけで、