Lyric

代わり際の季節を背負った涼風は

ふわりと肌を拭っていける

陽射しが氷を弾く 四角い合図を

捉えきれないまま今日も振り返る

重力と慈悲に負けて

知らない間に沈んでいく

それでも君は強く泳いでいく

切り取った心は

淡い泡へと変わり浮かび上がる

優しく肌を打っては

そっと僕を見つめ

甘い甘い笑顔を君は上乗せる

僕の凪いだ日々を

ドロドロに溶かした

代わり際の季節を背負った涼風が

ふわりと花を揺らして

通り過ぎていく

あの夏が意味になって

氷は溶けて滲んでいく

それでも君が僕の手を引いてく

澄み切った願いは

深い海へ飛び込み 宙を洗う

激しく波を打っても

きっと君のように

透き通った想いが ひらり

僕の手を取りほほえみかける

綺麗な声も踊る日々を 泳ぐように

淡い淡い時間を繰り返しめくる

君の涙つたう

あの夏も溶かせたなら

「本当の海を泳げたら」

そんな君の一声

波みたいに寄せては引いて

癒えるために歩けなくてもいいから

冷たいまま飲み干すべきだったんだ

透き通った想いが ひらり

僕の手を取りほほえみかける

可愛い声と踊る 君がいる

切り取った心は

淡い泡へと変わり浮かび上がる

優しく肌を打っては

そっと僕を見つめ

甘い甘い笑顔を君は上乗せる

僕の凪いだ日々を

ドロドロに溶かした

甘い甘い笑顔を君は上乗せる

君の涙つたう

頬を泳いでいく