Windsor knotのジャケット写真

漂流 浮かんでは 消えてゆく 雲に似て

漂流 どこへ行く 流れゆく 水にも似て

海に降りそそぐ 雪のよう

水に溶け 水に戻る

漂流 濃密な液体に 包まれて

漂流 高波に 巻きこまれ 運び去られて

海にまた 呑みこまれゆく

砂となり 沈んで 眠る

沈んでく 沈んでく

アトランティスやムーのように

漂流 時間さえ 飲みこんだ シロナガスクジラは

どこへゆく とこしえに なすすべもなく

そしてまた コンクリートをも

削りとる 水には負ける

溶けてゆく 溶けてゆく

削りとる 砂になる

いつの日か 水に還る

  • 作詞者

    岩下啓亮 Sardine

  • 作曲者

    岩下啓亮 Sardine

  • プロデューサー

    岩下啓亮 Sardine

  • レコーディングエンジニア

    岩下啓亮 Sardine

  • ミキシングエンジニア

    岩下啓亮 Sardine

  • ギター

    岩下啓亮 Sardine

  • シンセサイザー

    岩下啓亮 Sardine

  • ボーカル

    岩下啓亮 Sardine

  • プログラミング

    岩下啓亮 Sardine

Windsor knotのジャケット写真

岩下啓亮 Sardine の“漂流”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

私は1989年から1996年まで静岡県浜松市に住み、教育楽器のメーカーに勤めていた。プロのインストラクターとして日本全国で指導し、編曲し、楽譜を書いていた。
その7年のあいだに書かれた歌は、どれもどこかしら澄ました顔をしている。アルバムを『ウインザーノット』という気取ったタイトルにしたのも、仕事でいつもネクタイをしていたサラリーマン時代を回想してのことだ。
2025年1月にリリースしたときは、全18曲、1時間を超える大作だったが、今回の再リリースにあたり、うち8曲を厳選してお届けすることにした。より引き締まった構成のアルバムになったと思う。
青年期の終わりを迎えた男性の、カッコつけた姿の奥に見え隠れする孤独と懊悩を、感じとっていただければ幸いである。

アーティスト情報

  • 岩下啓亮 Sardine

    鰯こと岩下啓亮 Sardineです。 1983年から2003年までの20年間で、ひとり多重録音した楽曲が約170曲あります。これらを2024年から2025年にかけて時系列的にまとめたアルバムを順次リリースしました。そして2026年は楽曲の重要度やリスナーの好みに基づいたベストアルバムをいくつかリリースする予定です。 その音楽は、多種多様です。親しみやすいポップスもあれば、社会的視点をそなえたメッセージソングもあります。プログレッシブな構築性もあれば、パンク的な破壊志向の側面もあります。手ごわいピアニストで、マッドなシンセサイザー弾きで、たどたどしいギタリストで、音の読めるベーシストで、緩いリズムのパーカッショニストで、ひとり多重コーラスを駆使する、不器用なシンガーソングライターです。それらすべてのパートが、一つの人格に統合されているのです。 ロマンチックと薄情と情熱の混淆、とりとめもない不安と届かぬものへの憧憬を描いた、オールディーズだけどもエヴァーグリーン。表情豊かな鰯の音楽を、ぜひお聞きください。

    アーティストページへ


    岩下啓亮 Sardineの他のリリース
"