歌詞

藍色

UKI

いじわるしたいわけじゃないの

時々わからなくなっちゃうの

これは私のせいではないわ

けれどあなたのせいではもっとない

行き場の見つからないままの青の固まりをあなたへと

投げた藍色も煙に変えて吐き出し隠すなんて

優しすぎるの

ねぇ甘え過ぎたの

今朝ふたりで歩いた道

空いた手預ける以外無いくせに

手持ち無沙汰で強がって

目を合わせられなくて後悔してる

寂しがりやなあなたを誰よりも知ってるはずなのに

私の気だるい朝 − あなたの温もり = 青すらないこと

あなたがここにいるんじゃなくて私が隣を選んだことに

5時のチャイムで気づいたの　今夜は改札で待っていよう

「おかえり」に添えてちゃんと言おう

ごめんよりも「ありがとう」

素直になれない私のこと

誰よりわかって側にいる

歩幅を合わせては振り返り

何も言わずにくれる相槌だって

食べたいものも行きたい場所も私に合わせてばかりでしょ

つまらん人ねと揶揄うたび細くなる目尻が好き

わかってるのよ

ねぇごめんの代わりなの

良いことばかりじゃない日々に

あなたの「ただいま」が聞こえるだけで

明日はきっと大丈夫

今夜はぐっすり寝ちゃおうか

こんなに落ち着く枕と傘にも

代わりはいないのきっと

始まりも終わりも朝も夜も

何度もふたりで超えてきたの

私の気だるい朝 − あなたの温もり = 青すらないこと

あなたがここにいるんじゃなくて私が隣を選んだことに

5時のチャイムで気づいたの　今夜は改札で待っていよう

「おかえり」に添えてちゃんと言おう

ごめんよりも「ありがとう」

作詞者
UKI
作曲者
UKI
プロデューサー
UKI
ボーカル
UKI
バックグラウンドボーカル
UKI
ソングライター
UKI

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ストリーミング / ダウンロード

ホルモンバランスが崩れた日、大切な人に優しくできなかったり、素直になれなかったりする——
そんな自分ではどうしようもない、人間ならではの弱さを、ありのままに描いた作品です。
この曲は、パートナーや恋人に対してうまく言えなかった「ごめん」と「ありがとう」から生まれました。夕方5時のチャイムがふと聞こえてきた瞬間、張りつめていた心がほどけ、自分の乱れにもようやく気づけたことがきっかけです。
それぞれの街で鳴る夕方5時のチャイムのように、ふと立ち止まって心に手を当てられる曲であれたら──
周りにも、自分自身にも、もう一度優しくなれる。
そんな小さな灯になれたらと思っています。