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草原の静寂に、
ひとつだけ置かれた重い冗談。
太陽を映し、空まで飲み込み、
笑われる形でなお誇らしい。
誰もが避ける名を持ちながら、
誰より堂々と光っている。
美しさとは何かと問うように、
鉄のあれは風の中で黙っていた。
昔、人は火を手に入れた。 やがて鉄を知り、空を飛び、 ついには星を見上げるまでになった。 だが―― 便利になった世界で、 人の心は少し迷っている。 地球は熱を帯び、 争いはまだ終わらず、 街の灯りの中で ひとり静かに生きる者もいる。 強くなることは出来た。 だが、優しくなることは まだ途中なのかもしれない。 いま人類に問われているのは、 どこまで行けるかじゃない。 どんな世界を残すのか。