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inspired by 並木宗輔『釜淵双級巴(かまがふちふたつどもえ)』(1737)
黒木勘蔵解題
【時代・背景】
戦国時代から安土桃山時代にかけての「石川五右衛門」伝説を題材にしていますが、浄瑠璃特有の「世界(設定)」として、室町時代(足利将軍家の治世下)や架空の領主・都三位中将(みやこさんみちゅうじょう) のお家騒動などを背景に描かれています。
【あらすじ】
1. 上の巻(釜淵の段・矢見付けの段)
都三位中将の若君が鹿狩りの最中、大切な「逸矢(いちや)」を紛失し、家臣の當馬之丞(とうまのじょう) が探しています。
そこへ現れたのが、盗賊・石川五右衛門(もとは唐土ゆかりの林白波と名乗る)。彼は偶然、松の枝に刺さった矢を見つけ、當馬之丞に渡します。
當馬之丞は礼として、若殿の過料(罰金名目)の金五十両を与えます。五右衛門がその金の包み紙を見ると、そこには実父である岩木兵部(いわき ひょうぶ) の名と極印がありました。五右衛門は3歳の時に捨てられた子であり、予期せぬ形で父の痕跡に出会います。
その後、五右衛門は強欲な老婆や、因縁をつけてきた平平(へいべい) という男と争いになり、平平を斬り殺してしまいます。
2. 中の巻(石川五右衛門住家の段)
五右衛門は夜盗として、ある家に押し入ります。しかし、そこの女主人は、かつて都を追放された際に別れた妻・おりつ でした。
おりつは現在、五郎市(ごろいち) という子供(五右衛門の実子)を育てながら、貧しい奉公生活をしていました。
再会した夫婦は涙を流します。しかし、五右衛門が盗賊であること、そして平平殺しの追手が迫っていることから、五右衛門はおりつに累が及ばぬよう、わざと悪態をついて突き放そうとします。
そこへ、意地の悪い親・三二五郎兵衛(さんじごろべえ) や、小雀(こスズメ)の源五郎 らが絡み、悲劇的な結末(親殺しなど)を経て、五右衛門は幼い五郎市を連れて逃亡します。
3. 下の巻(藤の森・対面の段)
五右衛門と五郎市は、伏見の里・藤の森へ逃れます。路銀も尽き、五右衛門は五郎市に持たせていた「守り刀(脇差)」を売ろうとします。
通りかかった老武士の駕籠を止め、刀を買ってくれと頼むと、その老武士こそが、五右衛門の実父・岩木兵部 でした。
兵部は刀の銘を見て、目の前の浪人がかつて捨てた我が子であると悟ります。父と子、そして孫の奇跡的な対面となりますが、五右衛門は罪人としての身を恥じ、名のらずに去ろうとします。
【登場人物】
石川 五右衛門(いしかわ ごえもん)
主人公。天下の大盗賊だが、実は武士・岩木兵部の子。幼少期に捨てられ、河内の農民に育てられた。
おりつ
五右衛門の元妻。五郎市を一人で育てている健気な女性。
五郎市(ごろいち)
五右衛門とおりつの息子。幼いながらも父を慕う。
岩木 兵部(いわき ひょうぶ)
都三位中将の家老で、五右衛門の実父。
當馬之丞(とうまのじょう)
若殿の家臣。五右衛門に矢を見つけてもらう。
平平(へいべい)
五右衛門に絡み、返り討ちに遭う悪党(または端役)。
三二五郎兵衛(さんじごろべえ)
おりつの親(または関係者)。強欲で五郎市をいじめる。
小雀の源五郎(こすずめのげんごろう)
五右衛門の子分、またはライバル的な盗賊。
実際の台本のセリフから抜粋
髭奴(ひげやつこ)息(いき)を切つて馳(は)せ來(きた)り」
「見えぬは鏑(かぶら)のお矢(や)さ」
「鏑(かぶら)なら大根(だいこん)の事かと。」
「何國(いずく)ともなく、逸矢(いちや)一筋(ひとすじ)飛び來(きた)り。
「小松(こまつ)の枝(えだ)にはつし(はっし)と立つ。」
「見えぬに御心を痛め給ひ。」
ほいかなあ。
「我も武門(ぶもん)の家に生れながら。
如何(いかん)方々(ほうぼう)。
昔(むかし)義經(よしつね)、八島(やしま)にて。」
弓(ゆみ)を浪間(なみま)に取(落とし……)」
「唐土(もろこし)にやさしき名をば付きたるは、白波(しらなみ)と言(こと)、
唐音(からごえ)變(かわ)れども、心らぬ國のあれ鼠(ねずみ)。」
「ハル(遙々)フ身の秘(ひ)を。
(都)へゆく身の果敢(はか)なくして。」
三里(さんり)夜の内(うち)明方(あけがた)に。
伏見(ふしみ)の里の藤の森(ふじのもり)。
街道筋(かいどうすじ)に着きけるが」
見る苦しみは恩愛(おんあい)妹脊(いもせ)。
叶はぬ時の今はの際(きわ)。
いななき響く大聲(おおごえ)にて」
今は重罪の縄目(なわめ)に掛り、
恥を曝(さら)さじと、此所(ここ)を立退く
悪事をなさば悪事を立てぬき。
釜に入らうが火に入らうが。
未練(みれん)な同類(どうるい)指すなどとは。
思ひもよらず
思ひもよらず
「暗き冥途(めいど)の鹿島立(かしまだち)。
二条大宮(にじょうおおみや)東へと。
引かるる道に立集ふ群集(ぐんじゅ)を。
……長柄(ながえ)をひしぎの割竹(わりたけ)は。
さながら訶責(かしゃく)きらめきし
拔身(ぬきみ)の槍(やり)も此世(このよ)から。
釜責(かまぜめ)の油責(あぶらぜめ)
現世(げんせ)に報ふ阿鼻地獄。
釜(かま)に油(あぶら)のいきり立ち。
たぎり上る其(その)香(か)は。
さすがの當馬(とうま)も顔そむけ。
白狀(はくじょう)せよ(助けんと)。
いうたばかりに目もやらず
釜煎(かまいり)の跡(あと)、淵(ふち)となり。
七条河原(しちじょうかわら)に名
七条河原(しちじょうかわら)に名
釜(かま)が淵(ふち)瀬(せ)。
釜(かま)が淵(ふち)瀬(せ)。
悪事をなさば悪事を立てぬき。
釜に入らうが火に入らうが。
未練(みれん)な同類(どうるい)指すなどとは。
思ひもよらず
……長柄(ながえ)をひしぎの割竹(わりたけ)は。
さながら訶責(かしゃく)きらめきし
拔身(ぬきみ)の槍(やり)も此世(このよ)から。
傳(つた)へて今ここに。雲の竹の物語
傳(つた)へて今ここに。雲の竹の物語
CORT RECORDS / sampling8-1-0 I am a beast. Updates will be a bit slow for a while. All revenue from this channel and other subscriptions will be donated to Weisser Ring. It’s a group of people, but there are definitely some tracks where I am actually singing myself Bluuuuu. Only enjoy make Sound Making, Idea, Not all statements, but artworks. There are no plans for promotions or collaborations with anyone. This is a space for my hobbies. I apologize for not connecting it to other platforms, SNS. This does not represent my personal views or those of my workplace. All of them are demos, SSDs? Treasure that looks like trash and not complete packages, but it's up to everyone to listen and practice. The content here is created using programming or AI. However, we have deliberately narrowed the topics to those that are worth creating using DTM (Desktop Music). Therefore, the revenue will be donated to the Weisser Ring and National Network Victim Support. 楽曲の著作権は管理団体によって集中管理されております。 お問い合わせは grooveon704@gmail.com (詳しくは未管理著作物裁定制度(2026年4月施行)) https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/chosakukensha_fumei/tyosakubutsu/index.html