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アイルランド、スコットランド、マン島などのゲール語文化圏で5月1日のメーデーに行われてきた火祭り、「ベルテイン Bealtaine」の時に歌われる「夏が来た Thugamar Féin An Samhradh Linn」。焚火を燃やすことで人々や家畜を守り、農作物の成長を祈願していた。様々なヴァージョン違いの歌が伝わる。アイルランド北部アーマー出身の司祭ドネラン Luke Donnellan (1878-1952) が採譜したヴァージョンから素朴な味わいを残したまま編曲。
参考資料:Ní Uallacháin, Pádraigín. (2003). A Hidden Ulster. Dublin: Four Courts Press.
楽器製作、編曲、演奏:寺本圭佑
カバーアート「朱夏」:中井智子
使用ハープ: メープル製金属弦ハープ「シナモン」 (op.347, 27弦, G2-E6) ヒノキ製金属弦ハープ「龍のハープ」 (op.311, 20弦, G3-E6) ゆりのき製金属弦ハープ(op.345, 20弦, G3-E6) 桐製カーボン弦ハープ (op.151, 20弦, G4-E7)
寺本圭佑(てらもとけいすけ)ハープ 京都市出身、横浜市在住。雨田光示氏にハープ、坂上真清氏にネオ・アイリッシュ・ハープ、樋口隆一氏に音楽学を師事し、失われたアイリッシュ・ハープの音楽美意識を追求。18世紀以前のアイリッシュ・ハープの研究により芸術学博士(明治学院大学大学院)。2017年と22年、BS-TBS「こころふれあい紀行~音と匠の旅~」にアイリッシュ・ハープ研究家として出演。ケルトの音色を現代によみがえらせる活動を取り上げられる。『ケルト文化事典』(東京堂出版)の「ハープ」「オカロラン」等、『浜松市楽器博物館総合案内図録2020』「アイリッシュ・ハープ」の項目を担当。横浜と京都でハープ教室を開講し400名以上を指導。2014年から独学で347台以上のハープを制作(2025年4月現在)。この楽器の普及活動に役立てている。2022年『20弦ハープで奏でる366の曲集』を上梓。2024年3月22日から毎日18時に自作ハープによる演奏動画をYouTubeにアップしている。www.youtube.com/@telynmoto