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ハープ 寺本圭佑『エコーズ・オブ・カロラン vol.1 カロランのコンチェルト』

今から約300年前のアイルランドで活躍していたカロラン Turlough O' Carolan (1670-1738) の作品を集めたアルバム。18歳の頃に天然痘にかかり失明したカロランは金属弦のアイリッシュ・ハープを学び、旅の音楽家として活動を開始します。アイルランド各地の貴族や領主の婚礼を祝う曲、楽しい酒の歌、ラメント、初恋の人ブリジット・クルースへのラブソングなど数多くの名曲を残し、後世のハープ奏者やバグパイプ奏者、歌手、フィドル奏者等によって今日まで伝えられてきました。カロランは死後英国のヘンデルに比肩するアイルランドの国民的音楽家とみなされるようになり、かつてはアイリッシュ・ポンド紙幣にその肖像画が用いられ、水星のクレーターにもその名を残しています。初恋の人との別れ、天然痘による失明、敗戦後の罰則法の時代と、艱難辛苦の青春時代を過ごしたカロランですが、彼の作品は聞く者の心を軽くしてくれるような作風のものが多く残されています。カロランはローリー・ダル・オカハン Rory dall O'Cathain やコネラン兄弟 Thomas/William Connellan などが作曲していた古いハープ音楽と、アイルランドの人々が歌い奏でていた民謡、ヴィヴァルディやコレッリなどのイタリアバロック音楽を採り入れた独自の作風を確立したことで知られています。とてもひとりの人間が作曲したとは思えないヴァラエティに富んだ曲想の中に、やはりカロランらしいモチーフがしっかりと織り込まれています。カロランの残したハープの響きは、時代と海を越えて現代の日本でも鳴り続けています。カロランも演奏していた金属弦のアイリッシュ・ハープを中心に、奏者自ら設計、製作した9台の大小異なるハープを使用。木材やアレンジによって異なる音色をお楽しみください。

1 カロランのコンチェルト(op.347, 317)
2 バプティスト・ジョンストン(op.347, 311, 151)
3 キャプテン・ヒギンズとジグ(op.345)
4 エレナー・プランケット(op.311, 317, 345)
5 ロフタス・ジョーンズ(op.65)
6 ジェームズ・クロフトン(op.65)
7 クロフトン夫人(op.65)
8 妖精の女王(op.65)
9 スクワイア・ウッド氏のラメンテーション(op.347)
10 ヒューレット(op.347, 311, 341, 344)
11 ブリジット・クルース 第4(op.322)
12 チャールズ・オコナー(op.345)
13 ジョン・ハート司教(op.322)
14 オハラの杯(op.347)
15 ファニー・パワー(op.311, 345, 347)

使用ハープ:ゆりのき製金属弦ハープ(op.65, 27弦, G2-E6),
桐製カーボン弦ハープ(op.151, 20弦, G4-E7),
ヒノキ製金属弦ハープ「龍のハープ」(op.311, 20弦, G3-E6),
ヒノキ製金属弦ハープ「シャムロック」(op.317, 20弦, G3-E6),
ヒノキ製金属弦ハープ (op.322, 27弦, G2-E6),
ホオ/桂製カーボン弦ハープ(op.341, 13弦, G5-E7),
ホオ/ヒノキ製金属弦ハープ (op.344, 13弦, F2-D4),
ゆりのき製金属弦ハープ(op.345, 20弦, G3-E6),
メープル製金属弦ハープ「シナモン」(op.347, 27弦, G2-E6),

楽器設計、製作、編曲、演奏、楽曲解説:寺本圭佑

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