Re Functional Fiction Front Cover

Lyric

Extravagance

ku-kai, mondo katimu

虚無には質量がある。

でなければこんなに身体が重たくなる訳がない。

腹に

頭の中に

胸元に

虚しさ。

これを材料にして

何かを作り

何かを名乗る。

Sustainable void

虚無の循環。

ある種の口実。

なぁ若いもん。

1つの答えをハッキリとデカい声でいう奴をヤバいと疑えよ?

彼らは概念を売ってるんだ。

自らを保つ水よりも高価な”本来存在しなかった不幸”から

いつからか抜け出せない状態。

妻に買ってもらったプーマの水色のスニーカー。

大事にしたいけど今日も履いて歩くんだ。

色違いのフリーダム。

いい加減に矛盾も抱いていいじゃん。

口篭もれよ賢者達よ。

ヨーチェケヨー!

バトル漫画のテンションで読むニーチェのツァラトゥストラ。

これを書けるくらいの人でも人生はまだ詰むのか。

マジで毎日が不条理なODアムネジア。

「もういいあぶねーしな。辞める。」なんて言わず

思いっきりやるべきさ。

Don't be afraid

虚構と希望に溢れ

コーヒー飲んで油売ってラーメン食って脂摂ってる。

次はパフェとあーだーこーだ悪魔がたぶらかしてくる。

おいあのさ

水を差すんじゃなくて頼むから油を差してくれよ。

ああ

水になりたい

また閉まるドア

流し見る動画

これはいつのだ

あ、これあいつのだ

あの日のフロア

消せない

目が欲しいだけで持て余すを知ってたのに買ったコンビニのホットスナック。

無理矢理食べて「やっぱ要らなかった」ってヒデェ話だぜ。

あぁ人間は愚か。

昔超遊んで今ネットオークションでいい値が付いてたお気に入りのおもちゃも

ボロボロどころか思い出と共に消えた宇宙の別次元のどこか。

俺みたいな才能のある人間を消費してるだけなんてさぁ

社会は贅沢だな。

貴重な機会や機械がせっかく並んでんのに

使わず無駄にしてるなんて俺は贅沢だな。

せっかく愛をもって製作者が

出したものに文句垂れるだけのうぜぇカスタマー。

すげぇ微かなものを拠り所に

生活をする事ってさ。贅…

水なんてそのままでも充分なのに

わざわざ味をつけるなんて贅沢だな。

空気なんてそのままで充分なのに

匂いや音をつけるなんて贅沢だな。

靴なんて履けるだけで充分なのに

わざわざ思い出を付けるなんて贅沢だな。

生活なんて透明で充分なのに

わざわざ色をつけるなんて贅沢だな。

  • Lyricist

    ku-kai

  • Composer

    mondo katimu

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ku-kai, mondo katimu

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    The functional fiction

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Artist Profile

  • ku-kai

    空廻(くうかい) 1987年生まれ。埼玉県さいたま市出身のラッパー。詩人。施術家。 2008年から本格的にLive活動を始め、これまでにソロ・ユニットなどで4枚のアルバム、3枚のEPを自身のレーベルからリリース。 ハードかつフレキシブルなライミング、心地よく爽やかなフロー、そして弱さも強さに変えるエモーショナルでエネルギッシュなスタイルが特長。 「目綿 灯(めめん ともり)」名義で詩人としても活動し、Poetry Slam JapanやKotoba Slam Japanといったポエトリーリーディングの大会にて2018・2019、2021と東京、埼玉大会で優勝。3度の全国大会出場を果たす。 Freestyleでの生バンドやBeatmakerとのSessionの依頼も多数。 MC Battleでの優勝経験もあり。 ステージを降りれば、接骨院の院長、またヨガ講師として世の為に働き、 心身ともに自由に生きることを肯定するために今日も活動している。 Twitter:https://twitter.com/kukai048care

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