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inspired by 近松門左衛門『天網島時雨の炬燵(紙屋)(てんのあみじましぐれのこたつ)』(1778)
黒木勘蔵解題
藻塩草由縁證文滅氷枕之天網島炬燵虎屋饅頭
あらすじ(「紙屋の段」)
【炬燵での涙】
紙屋治兵衛は、曽根崎新地の遊女・小春との仲を清算できずにいるが、表向きは別れたことになっている。治兵衛は炬燵(こたつ)に潜り込んで寝ているふりをしているが、小春への未練と、商売敵の太兵衛が小春を身請けするという噂を聞き、悔し涙を流している 。
【おさんの献身】
妻のおさんは、治兵衛の涙を見て嫉妬するが、治兵衛から「小春は身請けされるくらいなら死ぬと言っていた」と聞かされる 。おさんは、かつて自分が小春に送った手紙(治兵衛と別れてほしいという頼み)に対し、小春が義理を立てて死を選ぼうとしていることを悟る。
おさんは「女同士の義理」と、夫の顔を立てるため、自分の衣類や子供の着物まで質に入れ、小春の身請け金(身請けを防ぐための金)を工面しようとする 。
【舅・五左衛門の来訪】
金策の準備をしている最中、おさんの父(治兵衛の舅)・五左衛門が突然現れる 。五左衛門は治兵衛の放蕩に腹を立て、娘を離縁して連れ戻すと息巻く。
五左衛門は「家財道具を改める」と言って箪笥を強引に開けようとする。おさんは必死に止めるが、五左衛門は中から小春の身請けのために用意した金包みを見つけてしまう(※原作では小春からの手紙だが、この改作版のテキストでは金や「不義の証拠」らしき扱いになっている描写が見られる)。
【道行へ】
言い逃れできなくなった治兵衛は、五左衛門に離縁状(去状)を書かされ、おさんは実家へ連れ戻されることになる 。
絶望した治兵衛は、家を出る。小春もまた治兵衛と合流し、二人は網島の大長寺へ急ぐ 。
登場人物
治兵衛(じへえ): 紙屋の主人。優柔不断で情にもろい。小春への未練を断ち切れず、家族を巻き込んでしまう。
おさん: 治兵衛の妻。貞女でしっかり者。夫と子供を守ろうとするが、同時に恋敵である小春の命も救おうとする慈悲深さを持つ。
小春(こはる): 曽根崎新地「紀伊国屋」の遊女。治兵衛と深く愛し合っている。(※この段では会話上の存在だが、終盤に合流する)。
五左衛門(ござえもん): おさんの父。頑固で気性が激しいが、娘や孫を思う気持ちは強い。
太兵衛(たへえ): 治兵衛の恋敵。小春を身請けしようとしている(※会話の中で登場)。
三五郎(さんごろう)・勘太郎(かんたろう): 治兵衛とおさんの子供たち 。
実際の台本のセリフから抜粋
「涙の藻鹽草(もしおぐさ)。
噂の種となりにけり」
「高砂(たかさご)や。
この重箱(じゅうばこ)に餅(もち)入れて。
片言(かたこと)交り阿呆(あほう)」
「氷(こおり)を枕(まくら)。
並べてこのかた。
……退(の)ける蒲團(ふとん)の内さへも。
足かけ三年がその間。
涙に譲るその川(かわ)は」
「礼には好きの虎屋饅頭(とらやまんじゅう)。
そしてアノ。今からはそなたもおれも。
……阿呆と言はんすなえ」
「……顔打守り(うちまもり)打守り」
「鬼瓦(おにがわら)の笑ひ顔とはないものぢゃぞよ。
サァくち(口)も恥と。
證文(しょうもん)も残らず戻し。 」
「花瓶(はな)の松(まつ)に鶴亀(つるかめ)。
酒の取ったが無かつたさかいで。
水を銚子に入れて来た」
「……初手(しょて)の茶屋通ひは。
世間へ聞えにでもさつしやる事と」
是程(これほど)うまい鰹節(かつぶし)を。
お前にやらんす事ぢゃもの。
志(こころざし)を無足(むそく)にせずと。
……足の爪(つめ)を放(はな)しても。
サ、きつと飲んで注(さ)さんせいの」
「涙の藻鹽草(もしおぐさ)。
噂の種となりにけり」
「涙の藻鹽草(もしおぐさ)。
噂の種となりにけり」
「鬼瓦(おにがわら)の笑ひ顔とはないものぢゃぞよ。
サァくち(口)も恥と。
證文(しょうもん)も残らず戻し。 」
「この間も曾根崎(そねざき)で。
名殘(なごり)惜しむその涙が。
蜆川(しじみがわ)へ流れたら。
汲(く)んで呑みやらうぞ。」
「氷(こおり)を枕。
並べてこのかた。
炬燵(こたつ)明けた祝儀とて」
「高砂(たかさご)や。
この重箱(じゅうばこ)に餅(もち)入れて。
片言(かたこと)交り阿呆(あほう)……
机(つくえ)に載せし三つ具足(みつぐそく)。
……二人が眞中(まんなか)。
「高砂(たかさご)や。
この重箱(じゅうばこ)に餅(もち)入れて。
片言(かたこと)交り阿呆(あほう)」
……二股竹(ふたまただけ)長き。
別れとフッ出でて行く。
……しをれ、くし(屈し)後影(うしろかげ)。
人なき内にサアおぢゃと
「無念な涙は目より出ずして。耳からなりとも出るならば。言はずと心見すべきに」
「この間も曾根崎(そねざき)で。
名殘(なごり)惜しむその涙が。
蜆川(しじみがわ)へ流れたら。
汲(く)んで呑みやらうぞ。」
「涙の藻鹽草(もしおぐさ)。
噂の種となりにけり」
「是非に及ばぬ。手を取り急ぐ惡緣の。」
網島の大長寺(だいちょうじ)。」
「氷(こおり)を枕(まくら)。
並べてこのかた。
……退(の)ける蒲團(ふとん)の内さへも。
足かけ三年がその間。
涙に譲るその川(かわ)は」
……足の爪(つめ)を放(はな)しても。
「礼には好きの虎屋饅頭(とらやまんじゅう)。
そしてアノ。今からはそなたもおれも。
……阿呆と言はんすなえ」
「鬼瓦(おにがわら)の笑ひ顔とはないものぢゃぞよ。
サァくち(口)も恥と。
證文(しょうもん)も残らず戻し。 」
「まだ曾根崎(そねざき)を忘れずかと。
……退(の)ける蒲團(ふとん)の内さへも。」
「氷(こおり)を枕。
並べてこのかた。
炬燵(こたつ)明けた祝儀とて」
CORT RECORDS / sampling8-1-0 I am a beast. Updates will be a bit slow for a while. All revenue from this channel and other subscriptions will be donated to Weisser Ring. It’s a group of people, but there are definitely some tracks where I am actually singing myself Bluuuuu. Only enjoy make Sound Making, Idea, Not all statements, but artworks. There are no plans for promotions or collaborations with anyone. This is a space for my hobbies. I apologize for not connecting it to other platforms, SNS. This does not represent my personal views or those of my workplace. All of them are demos, SSDs? Treasure that looks like trash and not complete packages, but it's up to everyone to listen and practice. The content here is created using programming or AI. However, we have deliberately narrowed the topics to those that are worth creating using DTM (Desktop Music). Therefore, the revenue will be donated to the Weisser Ring and National Network Victim Support. 楽曲の著作権は管理団体によって集中管理されております。 お問い合わせは grooveon704@gmail.com (詳しくは未管理著作物裁定制度(2026年4月施行)) https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/chosakukensha_fumei/tyosakubutsu/index.html