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絵に対する想いを歌う爽快なロックナンバー『落書き帳』。中学生依頼絵筆を絶っていたが、30歳の誕生日前後より再び絵を描き始め、それに伴い頭に浮かんで来た詩であるという。
何故唐突に再び絵を描き始めるに至ったのかは、追々明かすとのことであるが、ひとまず曲に目を向けてみよう。
幼い頃の記憶・漫画を見せ合った友達等々、ごくごく個人的な内容の曲であるとも言えるが、誰しも幼い頃は何も考えず夢中で何かに取り組んだことがあるのではないだろうか。
テーマこそ絵であれ、根源的なところでは「創作の楽しさ」というのを歌っているのだと筆者は考える。
早いテンポの曲ではあるが、どこかに漂う静かな懐かしさに、秋の冷たさはさらに染みてくると感ずるのだ。
地獄の詩世界と秋田弁ブルースを唄う、ただの秋田県人。じゅんさい王国(旧・山本町)出身。2023年頭より弾き語りを本格始動し、代表曲である『犬の川』はライブ演奏を通し多数の人間から「これは犬の楢山節考だ」などと激賞を得た。また秋田弁ブルースは「何を言ってるか全く分からないけど面白い」等の声を集め、ライブの重要要素の一つとなっている。
哥処 墨林庵