

誰もいない廊下
もう帰ろうか
明日はやっぱさぼろうかな
君の声を幸か不幸か
かき消した東横の高架
生きる価値なんか求めないでよ
生きる意味なんか語らないでよ
こんな無駄な時間を過ごしても
涙を流すことはないんだよ
皆が渡る赤信号
立ち止まるくらいの正義ならあるんだよ
気取ったようなこの思考回路
そんな僕が鬱陶しいんだろ?
誰の声も聞こえない
自分の弱さだけは認めない
二人だけで歩いた川沿い
夜の闇に笑顔はあざとい
本当のことを言おうか
過去に積もった
傷を正当化するために僕は
この友情だとか愛情だって
使い捨てるのさ
僕が何よりも知りたいのは
君のことじゃなくて僕のこと
駅のホーム風になびく髪
気付けないなら意味無いよな
僕が何よりも言いたいのは
夢じゃなくて僕の過去のこと
アナウンスが鳴っても気付かなかった
開く4号車の一番ドア
思い返せば募る後悔
一人描く無謀な将来
慰めてと僕は歌を歌い
不満だらけで都合がいい
不貞腐れた僕は変わらないな
人のために生きる君と自分のために生きる僕との間
差が開いた
馬鹿みたいな理想を押し付けて
粗探しみたいだ
思い出した
まだ若いんだ
傷の治りだって早いさ
希望と挫折、自殺未遂
教室に忘れたのなんだっけ
もう知りたくもない
言いたくもない
追うほど遠ざかる
ウンザリだよ
いつの間にか
気付かれちゃった
ポケットに隠す100円ライター
二人で飲んだ自販機のサイダー
無くしたのはキャップだけじゃなかった
僕が何よりも知りたいのは
君の目に映った僕のこと
失ってやっと気付いたんだよ
ありふれた言い訳キリないよな
僕が何よりも言いたいのは
「ごめんね」と「さよなら」と「ありがとう」
聞き飽きたセリフだと思うけど
届かなくても言いたいのさ
意味ないよな
僕が何よりも見たかったのは
君が隣で笑う今と未来
冬の空に色なんて無かったから
二人で花火をみたかった
そんな世界はもう有り得ない
君には会えない
二度と戻れない
あの日、あの場所、あの笑顔
君にしか言わなかったあの言葉を
もう一度だけでもやり直せたなら
もう一度だけでも
- 作詞者
Emo Station
- 作曲者
Emo Station
- プロデューサー
Emo Station
- レコーディングエンジニア
Emo Station
- ミキシングエンジニア
Emo Station
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- グラフィックデザイン
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- ボーカル
Emo Station
- ソングライター
Emo Station

Emo Station の“高校生”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
クロッカス
Emo Station
- ⚫︎
高校生
Emo Station
- 3
クリスマスクロニクル
Emo Station
- 4
別れたら
Emo Station
『M、再考』
「あの日、10代の僕が流した涙の原液を、現在の平熱で解体し、再構築する。」
Emo Stationによる、自身の音楽の心臓部を白日の下に晒すコンセプトEP。
タイトルの「M」とは、彼が高校生の頃に初めて心の底から愛し、今なおその残像を引きずっている、自身の“初期衝動”を与えてくれた人のこと。
本作に収録された4曲の歌詞はすべて、今から6年以上前、Mと別れてすぐに書き殴られた剥き出しの記憶の断片である。かつて「M boy」名義で別のタイトルとしてリリースされ、表現者の原点となったそれらの楽曲たちが、6年の時を経て、現在の洗練された「Emo Station」のサウンドシステムによって全く新しい姿へとリメイク(再考)された。
早春の冷気の中に咲く「クロッカス」、東横線の高架下や駅のホームの喧騒が蘇る「高校生」、品川駅のエスプレッソと部屋の記憶が交錯する「クリスマスクロニクル」、そしてエゴと祈りの果てに凄絶な決別を告げる「別れたら」。
これは単なる過去の美化ではない。10代の衝動に身を焦がした「M boy」の亡霊を、現在の「Emo Station」が優しく、かつ冷徹に抱きしめ、看取るための儀式だ。
失恋の痛みを一生消えない傷(ピース)として背負いながら、今日を生き抜くための精神の再考録。
アーティスト情報
Emo Station
Emo Stationは、横浜を拠点に活動するアーティスト/プロデューサー。 Hyperpop、Emo rap、Glitchcore、Ambient、Electronicなどを横断しながら、作詞・作曲・ビートメイク・録音・ミックス・マスタリングまでを自身で手がけるDIYスタイルで制作を行っている。 作品の出発点にあるのは、日常の中で実際に観測した感覚や出来事。記憶、距離感、孤独、信頼、身体、生と死、そして言葉になりきらない感情まで、ひとつの答えに回収するのではなく、その時に見えた形のまま音楽へ残している。 「揺らぎ」はその表現を構成する重要な要素のひとつ。白か黒かを決めるのではなく、その間に存在するものや、時間とともに変化していく感覚そのものを扱う。 2021年の統合失調症発症、その後の入院生活などを経験しながら活動を継続。そうした経験も作品の背景には存在するが、それだけを自身の物語の中心には置かず、何気ない日常やくだらない出来事も同じ温度で作品にしている。 音楽活動に加え、AIを用いた音楽プロジェクト「Misery」、ファッションブランド「forM」、自主制作ゲームなど、媒体を限定せず表現を展開。 Emo Stationにとって作品は、答えを提示するためのものではなく、その時そこにあったものを記録するためのもの。 変化しながらも、自分の感覚に対して誠実であることを軸に制作を続けている。
Emo Stationの他のリリース
YASHINOKI RECORDS



