

紅き 一筋
夢の 印
言葉 立たねば
紅 移す
行灯 揺れて 夜が ほどける
簪の 影 瞼に 射す
「およしなされ」と 笑う 唇
本当は 涙を 隠す 色
袖の 間に 零れた 息
触れる 前から 心が 騒ぐ
指先 ひとつ 止める 代わりに
紅を 少し 残して ゆく
言わぬ 誓いは
零れぬ ように
口に 含めて
夜へ 仕舞う
天紅 天紅
移して 伝える
今だけ 今だけ
ひとつに なれる
言葉は 要らぬ
ほどけて しまう
紅の 印が
胸で 熱い
暖簾の 向こう 雨の 匂い
石畳 濡れて 光が 滲む
「またね」と 言えば 嘘に なるから
ただ 頷いて 睫毛を 落とす
煙管の 煙 空へ 紛れて
行方の ないもの 夢に 還る
それでも あなたの 口に 残る
わっちの 紅が 答えに なる
離れて しまえば
夜は 白い
けれど この紅
まだ 消えぬ
天紅 天紅
移して 伝える
今だけ 今だけ
ひとつに なれる
明日は 知らぬ
それで よいのだ
紅の 印が
ここに あるだけ
紅き 一筋
夢の 印
夜が 明けるまで
天紅
- 作詞者
Liminal Reverie, shintaro
- 作曲者
Liminal Reverie
- プロデューサー
shintaro
- 共同プロデューサー
Liminal Reverie
- プログラミング
Liminal Reverie

Liminal Reverie の“てんべに”を
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- ⚫︎
てんべに
Liminal Reverie
「てんべに」は、言葉にできない熱を、紅(くちべに)の“移り”で伝える遊女の夜を描いた一曲。
雨に濡れた石畳、提灯のにじむ灯り、遠くで響く「からん、ころん」。
囁くようなフックの合間に、琴や三味線のチョップが合図のように跳ね、ローズやウッドベースのジャズ感が静かに色気を足していく。
求めるための恋ではなく、**“触れた一瞬だけ残る印”**の恋。
紅が移ったそのあとに、胸だけが熱く残る——そんな余韻を、ビートに閉じ込めた。
アーティスト情報
Liminal Reverie
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。
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