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「薔薇」

底なしの沼へ沈むように 静かに終わっていく日々を

指ですらなぞらなくなっていた もう諦めていたはずだ

あの頃は生きていたと思う 飯が美味いと感じられた

全てが自動で繰り返していく 何も探さなくなった

丸い太陽を貪って酷く爛れても どうやら呼吸は続いてた

光に集った虫共やイカロスの様に破滅は辿れなくて

落葉 踏む音に掻き消される 微かな声

紡がれた言葉は風に丸ごと攫われていった 行方は知れぬまま

疲れたことすら気付かないで それでもくだらぬ日を繋ぎ

酒も煙草もやらいでか 飲まない吸えない死ねないな

赦しを祈るのも乞うのも 生きようとするのも 君の幸せ 願うのも

それよりも毛布に包まれて始まらない 朝を夢に見ている

雨垂れが打つように 柔らかく 木霊している

温い滴りが薔薇よりも麗しく花開いた 棘まで愛していたかった

閉め切ったままのカーテンが 冷え切った部屋を塞いでる

捨てられないのは思い出か

それともただの屍か

暗闇に騒いだ液晶が いつかのシーンを流してる

最後に君は笑っていた 溢れた涙 隠してた

拾わないように蹴り飛ばした 目が合わないように項垂れた

ラストシーンで溢れ出していた 苦しいくらいに生きていた

底なしの沼で 君の影 今更見た 取り戻せないなんて分かっていた 分かっていて

手を伸ばした 触れたかったから弄った

痛みが走る刹那に手をすっと引いたそこには

雫が滴り落ちて赤い薔薇が咲いていた

傷の痕すら愛しかった

  • Lyricist

    Hiromu Suzuki

  • Composer

    Hiromu Suzuki

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Listen to Rose by High Bone Muscle

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  • 1

    beyond

    High Bone Muscle

  • 2

    Habitable zone

    High Bone Muscle

  • 3

    Prism

    High Bone Muscle

  • 4

    Orion's arm

    High Bone Muscle

  • 5

    Control tower

    High Bone Muscle

  • 6

    Karmer

    High Bone Muscle

  • 7

    Tree ring

    High Bone Muscle

  • ⚫︎

    Rose

    High Bone Muscle

  • 9

    Silver

    High Bone Muscle

  • 10

    Point Nemo

    High Bone Muscle

前作「FILMS」より5年ぶりとなる2作目のフルアルバム。
コロナ禍で制作が始まった本作は、その中で生きること、音楽を鳴らすことに向き合わざるを得なかったバンドが放つ人間賛歌集となった。
先行配信シングル「Prism」で表現されたバンドサウンド+αというアレンジはより洗練され、パーカッションやシンセサイザーを使った空間へのアプローチが際立つ作品となっている。
シャッフルビートが印象的な"管制塔"、バンド初のラップトラック"Karmer"など、3人の音楽的なセンスが随所に散りばめられ、表現の可能性に挑戦した10曲を収録。
宇宙や星、銀河をモチーフに孤独を描ききった一枚に、バンドが目指すネクストステージが凝縮されている。

Past Rank In

Rose

KKBOX • ロック シングル ウィークリー • Japan • TOP 4 • 24 Aug 2023

Artist Profile

  • High Bone Muscle

    HIGH BONE MUSCLE (ハイボーンマッスル) メンバー Vocal&Guitar. 鈴木啓 Bass. 池田武史 Drums. 鈴木龍二 バンド名の由来:それぞれの特徴 HIGH(背の高いBa. 池田武史)BONE(身体が細いVo&Gt. 鈴木啓)MUSCLE(筋肉質なDr. 鈴木龍二) <活動経歴> 2011年3月、鈴木兄弟と2人の幼馴染池田の3人で結成。 結成以降はコンスタントにライブ活動を重ね、これまでに5枚のシングル、3枚のミニアルバム、1枚のフルアルバムをリリースしている。 2015年5月20日 初の全国流通盤となるシングル『ヘルハウス』をリリース 2015年12月14日 タワーレコード新宿店で先行リリースされた『beacon』収録されている"will"が新宿のユニカビジョンで放映される。 2017年7月7日 5枚目のシングル『テロメア』をリリース。 3ヶ月連続主催企画や、路上ライブを重ね、9月28日までに制作分1000枚を手売りで売り切る。 2017年11月1日 初のフルアルバムを新宿タワーレコード限定で発売。 以降、6年以上在籍した幼馴染みのギターの脱退を経験しながら、3人、またサポートを交えながら活動を続けている。 ライブハウスでの活動の他、2018年12月からライブ配信での活動を開始。最新機材を導入したハイクオリティな配信が各所で好評を得る。 ソロ活動や楽曲提供、サポート活動など各個人のアイデンティティを確立しながら活動してきたバンドが3年半ぶりにリリースする今作『Anywhere』には、原点の”ギターロック”をフィーチャーした楽曲が並び、これまでとこれからを繋ぐ一枚となっている。 <音楽性> 緻密に構築されたギターアレンジが特徴のロックを軸に据えながら、HIP HOP、R&Bまで包括する懐の深さを持つ。 中でもVocal&Guitar. 鈴木啓が描く内省的でありながら寄り添う言葉で描く命の物語 が、垣根を超えた場所、世代に広く支持されている。 あなたの居場所となる唄を。

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