歌詞

夕影のゆくえ

futarinote

蒼々と茂る辺り

彩る紫陽花

近くなるとなり側

そっと裾掴んで

自転車のベルが鳴る度

密かなときめき

自然と反対側に

手を引いて歩いてく

2つ並ぶ影法師は

二人三脚で

揃う足リズム奏でて

ずっと向こうへ

陽がこぼれそうな空模様

水面が揺れて

吹き抜ける汐風ちょっと

鼻をツンと撫でた

写真には残せぬ思いが

身体を巡り

重なりそうな2つの影が

まっすぐ伸びてく

青と赤が色を増し

暮れかかる空

少しだけ向かい風

腕の隙間抜ける

公園の椅子に座り

テーブルの下で

寄り添う熱冷めないで

願う手力を込める

季節先取る装いの

震える肩に

ふわりと掛けてくれている

優しい時の中で

吸い込まれていく夕焼けを

眺めてるうちに

揺れ動く気持ちにちょっと

気づきはじめている

躊躇いがちに伸ばした手を

繋げないままで

まだ見慣れぬ2つの影が

まっすぐ伸びてく

今動きそうな恋模様

心が揺れて

そっと繋いでくれた手

握り返す

駆け抜ける瞬間のようで

長かった軌跡

重なり合う2人の影が

まっすぐ伸びてく

  • 作詞

    堀桂

  • 作曲

    舩冨光曜

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クラウドファンディング達成136%で制作された全編オリジナルの1stアルバム。日常に溢れる小さな輝きや気付きをテーマに描かれた、珠玉の13曲を収録。

アーティスト情報

  • futarinote

    Vo. 堀桂(ほりかつら)Gt. 舩冨光曜(ふなとみこうよう)によるアコースティックユニット。
 2017年 関東と関西でそれぞれ活動していた二人が音楽コラボアプリ「nana」を通じて出逢い、共演を重ね、翌年カヴァーアルバム「Leave Love Behind」を堀桂の名義でリリース。 その後オリジナル曲を制作するようになり、2019年「futarinote(ふたりのーと)」を結成。ユニット名には「”ふたりの手”をとり”ふたりの音”を紡いでいけるように」という意味が込められている。 日常に溢れる小さな輝きや気付きをテーマに制作された楽曲と、ボーカルとギターという最小限の編成だからこそ表現できる繊細で自由な演奏が、男女問わずあらゆる世代に受け入れられて活動の輪を広げている。 また2021年 季刊誌”オーディオアクセサリー180号”にて巻頭4ページのインタビュー記事が掲載・CDサンプラーが付録されたことをきっかけに、オーディオ愛好家からの注目を集めている。 
「第13回LALALAにしきたミュージシャンコンテスト」グランプリ・兵庫県知事賞 受賞。これまで3度のクラウドファンディングを全て成功させて、1stアルバム「ふたりのおと」2ndアルバム「あなたのおと」3rdアルバム「こころのおと」を立て続けにリリース。

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