限界の僕たちの風体は
敗北感丸出しの負け犬で
結局何もできなかったって
うっすらと笑ってうなだれた
結構もういい年の僕たちは
夢見る時間をずいぶん無駄にした
でもなぜかしら振り返ると
いいことばかりが浮かんでくるぞ
毎日が空っぽの金魚鉢みたい
愛されたい僕たちの
愛されないタングラム
どこへ向かってゆくのだろう
愛と夢の真ん中で
ぽっかり空く空洞が
なぜだか僕らを苦しめてしまうのさ
結構まあいい奴の僕たちは
明け方の口笛でもらい泣き
守れるものしか守らないのさ
壊せるものなどないけれど
なぜだか心がイライラと
焦ったみたいにはやいでる
まあいいじゃないか
進めや進め
行くだけ行ったら寝てしまえ
おかしけりゃ笑うのさ今は泣いてる
愛されたい僕たちの
愛されないタングラム
どこへ向かってゆくのだろう
愛と夢の真ん中で
ぽっかり空く空洞が
なぜだか僕らを苦しめる
愛されたい僕たちは
愛したいと思うけど
いつだって気の毒なほど空振りで
不健康と健康の間を行ったり来たり
そのうち無敵の鉄人になれるかな?
- Lyricist
Takao Kato
- Composer
Takao Kato
Listen to Tangram by Robopitcher
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リアル脱出ゲームのラストに流れる『限りある世界で』を含む起死回生の名曲たち。
激情と純情の間を右往左往するロボピッチャー渾身の楽曲集。
Artist Profile
Robopitcher
2002年1月京都にて結成。 ボロフェスタなどを主催しつつ、3枚のミニアルバムと1枚のフルアルバムをリリースし、2010年まで活発に活動。 その後大きな波に攫われて活動が停止。 しかしそれぞれ水面下で活動を続け、だいたいオリンピックくらいのペースでライブなどを行っている。 2022年、過去のアルバムの権利を買い戻すことに成功したのをいいことにまた弛緩したジャパニーズミュージックシーンに舞い戻った。
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