Lyric

いかにも普通な顔して

雑踏に蹴り殺されて

味の薄れた心は

食えた物じゃないな

こんな世界の隅で

漂っただけのお前が

何者かになれたなら

そりゃ酷く良い話だ

呑み込んでしまおう

腐った脈動ごと

無機質な記憶に

喉が焼かれそうだ

抗ってしまおう

歪な壁の中

明日のお前は

さぞ甘美だろう

味蕾を広げ

嘔吐く痛みとか

愛を数え

食べてしまう

他意に塗れ

気取る白痴の面に

歳をなぞれ

差異を明かせ

ここにも蔓延っていました

百面相もとい抜け殻

惰性の日々に裏腹

狂騒は絶えない

誠に残念ながら

今世の皆々様じゃ

便所の飯 否、それ以下

星一つ付けられない

薄汚れた誰かの平穏に

唾を注げば羅生は燃ゆ

孤独なCollageで咀嚼した

熱を帯びて明日を喰らわば

味蕾を広げ

嘔吐く痛みとか

愛を数え

食べて

他意に塗れ

気取る白痴の面に

歳をなぞれ

差異を明かせ

金輪際食わせないでくれ

喘いだままの心象を

お前がお前でなくなる理性など

糞の役にも立ちやしねぇさ

歯抜けが咥えた妄想に

滴った唾液が乾く前に

本能が煮詰めた黒い味で

この腹を満たしてくれ