Lyric

誰かの隠し言

透明な亡骸に

傲慢な祈りを

感性は市販薬

衝動を潜めて

丹念に育てた盲信症

ちっとも満たせない心

御伽噺のようなあの歌も

きっと誰かの隠し言

曖昧に感情を食んでいる

飲み込む自意識はフラフラ

呆然と生涯を編んでいる

あの子とよく似たヒトガタ

脆く弱く醜い文脈は

真っ黒な目の奥の奥へと

獰猛な正体が膿んでいる

内緒の話

「飼い馴らされる個性

とかく我ら全体主義の生け贄なり」

煩い馬鹿だけ無個性となる

果ては眠たい振りをして死ねば良い

刻々と孤独を独奏する

臆病者もこの曲と踊ろう

心の奥底の毒素も音

創造と行動こそ僕の王道

陶酔に感けた狂信症

考えすぎの524

問いは終わらないようなあの歌も

ちゃんと誰かの隠し事

曖昧に感情を食んでいる

呆然と生涯を編んでいる

獰猛な正体が膿んでいる

あなたの隠し事？

曖昧に感情を食んで

今から呼吸をしようさ

呆然と生涯を編んで

砂漠の果実は育った

脆く弱く醜い文脈は

真っ黒な目の奥を

ブチ満たして

早急な応答を待っている

進んでいるんだ