Lyric

ずっと情に満ちていた

福音を抱いて

「僕らは幸せだった」

本当に心から

パッタリと切れていた

電線を見つめ

「あなたは幸せだった？」

性懲りも無いまま

脈打つ鼓動が

ブラックホールになっていく

息も絶え絶えの心象

浮ついた関節

「全部嘘だ」って

割り切れたら楽だろう

性善説の代償を

受け入れて赦したい

「あなたらしさ」を考えていたんだ

きっとそれは愛だったんだ

正しさが分からない今

信じることで日々を尽くした

恒常性の秒針が

この痛みを遠ざける前に僕は

取り吐いた言葉で

歌い続けて待っているだけさ

「最初から間違いだったんだ」

その言葉で救われない

未だ人を信じて愛してたい

こんな僕は愚かでしょうか

惨めな僕が優しくなるため

この苦悩は運命だ

ボロボロになったからこそ

救えるものがあるはずだろう

拝啓 根無しの恋

話したかったことが沢山あった

果たしてない約束だって

あなたがあなたでいるなら

信じることに意味を託すさ

恒常性の秒針が

この痛みを遠ざけた後も僕は

取り吐いた言葉で

この愛を贖ってみようかな

歌い続けて待っているからさ