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ひとつずつ、ここに降りてくる今日という日。
寝ぼけていた花たちも、ゆっくりと目を覚ましていく。
その時間の一滴一滴が、手を伝って静かに鍵盤に落ち
音に身を委ねて気持ちよさそう。
うまれたての光が訪れる、とある朝のこと。
平井真美子 『耳を傾けたらⅡ』
使用楽器:ミニピアノ(河合楽器1933年製)
録音・ミックス:福岡功訓 (Flysound Co.)
収録日:2026年3月21日
場所:Hljóð
文章・写真:河中彩子
翻訳:石山真衣
平井真美子 音楽家。音と音が混ざり合い、やがて静かに消えていく——その揺らぎや気配の微細な変化に耳を澄ませながら、心に去来する想いを表現する。 ピアノをはじめ、足踏みオルガンやミニピアノなどの古い鍵盤楽器を用い、演奏・制作活動を展開。映画、ドラマ、ドキュメンタリー、現代アートなど、多様な媒体に向けた音楽制作も数多く手がける。2012年、S&R Washington Award を受賞。 近年は「とあるひ」と題した短編曲の創作に取り組み、2024年にアルバム 「とあるひ」記録集 a day を発表。2025年には 芦屋市立美術博物館 にて、1日限りの音の展覧会を開催した。2026年3月、最新アルバム 全て忘れてしまうなら ― ミニピアノのための幻想曲集 をリリース。