雨色のジャケット写真

歌詞

雨色

redraw

幕が開けて

雲が退く時

静かな歓声が

歓迎してくれた

あの空にぽつんと

居残っていた

みすぼらしい青さを

見させてあげたかった

塩風にまかせ

水平線先を見た

果てしない青に

涙を流した

雨色のせいにして

口癖もこぼした

醜い色も耐えきれぬまま落ちて

ジュリリ

涙を手に握って

傘をあげた

青い空が今は

嘘らしく見えた

心を押しつぶす嫉妬

望まなかった天性

同じ夢を抱きながら

変わらずに汚れているまま

塩風に吹かれ

波流れを見た

夢に近づけば

弱さがバレちゃった

雨色のせいにした

透き通った世界で

霧を晴らして

さざ波へ

触れたかったんだ

夢で見たまんまの

水色の雨

色落ちを見て

ぼーっとしちゃう

塩風にまかせ

水平線先を見た

果てしない青に

涙を流した

手が届きそうだった

長い夢を見て

どこかが静かな叫びが

聞こえてくる

  • 作詞者

    dro, Rui

  • 作曲者

    dro

  • プロデューサー

    dro

  • ミキシングエンジニア

    安達 義規

  • マスタリングエンジニア

    Idania Valencia

  • アシスタントエンジニア

    Rui

  • グラフィックデザイン

    dro, Blue Box

  • ギター

    dro, マッターリスト

  • ベースギター

    みずわり

  • ドラム

    dro

  • キーボード

    dro

  • シンセサイザー

    dro

  • ボーカル

    Rui

  • バックグラウンドボーカル

    dro, Rui

  • ソングライター

    dro

  • オルガン

    dro

雨色のジャケット写真

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    雨色

    redraw

雨粒はいつも劣等感にとらわれていた。
その理由は、遠くに広がる果てしない海の存在だった。

同じ水でできているのに、海は広く青く、人々は喜んでその胸に飛び込んでいく。
一方、雨はただ湿っぽく灰色で、人々は傘を差して避けるばかりだった。

「私は確かに海と同じはずなのに…私も海になりたい。」
雨粒はそうつぶやいた。

ある日、黒雲が晴れた瞬間、彼は勇気を出して海へと身を投げた。
自分を捨て、果てしない水平線へ――
夢見た海になるために。

目の前には広く青い世界が広がっていた。
そこには小さな小屋が寄り添うように並ぶ、海辺の村もあった。

そしてついに身体が海に触れると、少女のワンピースの色が変わり始めた。
黒は散るように消え、白が波のように広がっていった。
まるで少女を祝福するかのように、海が彼女を包み込んだ。

彼女はもはや雨ではなかった。
自らを嫌悪する存在を捨て、ついに海となったのだ。

その瞬間、少女の前にひとりの少年が立っていた。
都会からやってきた子だった。

彼の髪は本来は金色だったが、周囲に溶け込むために黒く染めた。
しかし時が経つにつれ金色がのぞき始め、その理由ひとつだけで彼はいじめられた。

人間関係に幻滅した少年は街を離れ、海辺の村の祖母の家にやってきた。
そして縁側に寝転び空を仰いでいると、遠くから落ちてくる一滴の水を見た。
純粋で透明に輝くその雨粒に、彼は恋をした。

叶わぬ恋と知りながらも、少年は道端の青いアジサイを折り取り、海へと駆けだした。

そこには、波打ち際に足を浸し、歓喜に満ちた顔で立つ少女がいた。
少年はためらいながらも、手にした花を差し出した。
陽に照らされた擦りむいた膝、赤く染まった頬――
そのすべての恥じらいを隠したまま。

少女は涙を浮かべて花を受け取り、
そして世界で一番明るい笑顔を見せた。

ふたりの愛は不可能に思えた。
それでも、少年は愛を差し出し、
それでも、少女は自らを捨て、夢見た海になった。

それぞれの傷と劣等感を抱えながらも、ふたりは自分だけの光を探そうとしていた。

この物語は、もしかすると自分自身へ向けた言葉なのかもしれない。
人々に違うと笑われても、
私は劣等感の中で棘を立てても――
それでも、私は自分の道を歩かなければならない。

どんなに暗い過去を背負っていても、
いつかはもっと遠くへ旅立たなければならない。

そして青い海には、ついにこう刻まれるだろう。
「それでもなお。」

過去ランキング

雨色

iTunes Store • J-Pop トップソング • アメリカ • 6位 • 2025年12月26日 iTunes Store • J-Pop トップソング • タイ • 50位 • 2025年12月24日

過去プレイリストイン

雨色

Spotify • New Music Everyday - tuneTracks (curated by TuneCore Japan) • 2025年10月24日

アーティスト情報

  • redraw

    音楽で結ばれた、地球の反対側のJ-POPデュオ redraw(リドロー) は、プロデューサーdroとボーカルRuiによる2人組プロジェクトである。異なる国・言語・生活リズムの中にありながら、物理的距離と時差を越えて感情を共有し、制作を継続している。 2024年2月、SNS(X)を通じて出会った二人は、「音楽」という共通点ひとつで繋がった。droはアメリカの大学寮でトラックを制作し、Ruiは日本の小さな空間でボーカルを録音する。離れた環境から生まれるサウンドは、オンライン協業が日常化した世代の制作様式をそのまま映し出している。 全楽曲はDTMを前提に、各々の拠点で完結する形で構築される。13時間の時差を挟みつつDiscordでアイデアを共有し、編曲とボーカルディレクションを往復しながら、相互のインサイトを交換して仕上げていく。このリモート制作の構造は、現実的な制約を「制作の方式」へと転換するredrawの哲学そのものだ。 サウンドの最終精度については、楽曲の性格に応じて外部エンジニアとの協業も行ってきた。Wave Yoo(IU、BLACKPINK Jennie)、Ariel Chobaz(Lil Wayne、Nicki Minaj)、Adachi Yoshinori(Mrs. GREEN APPLE)らがミキシングに参加し、Idania Valencia(Charlie XCX『brat』)、Chris Gehringer(Dua Lipa、Lady Gaga)がマスタリングを担当した実績を持つ。 2024年7月、デビューシングル 「二人のミント(Mint for Two)」 を発表し活動を開始。同作はiTunes「J-Pop Top Songs」Top 200にて、US #22、TH #3 を記録した。その後も 「梅雨花(Tuyuhana)」、「Black Out」、「Midnight Therapy」、「Rafflesia Dance」、「かすみそう(Kasumisou)」、「雨色(Ameiro)」、「Bed Timing」 まで約1年で8作のシングルを継続的にリリース。2025年には 「Midnight Therapy」 が複数国のiTunes「J-Pop Top Songs」Top 200にチャートインし、「Ameiro」 はUS同チャートで #4 を記録した。 また2025年には、YouTube累計再生 100万回、Spotify累計ストリーミング 120万分 を突破。現在はYouTube登録者 5万人、Instagramフォロワー 5万人 規模へと到達し、オンラインを主戦場にしながらも着実に活動規模を拡張している。 redrawの作品は、単体の“曲”に留まらず、droが執筆するテキスト(小説/エッセイ)や、二人の経験を起点とした物語性と結びつく構造を持つ。とりわけ 「Midnight Therapy」 はシリーズとして展開され、音楽・物語・映像が同一の設計思想のもとで有機的に接続されている。今後もオンライン制作の機動力を維持しつつ、スタジオライブ映像やパフォーマンスコンテンツなど、表現フォーマットを拡張していく予定である。 redrawメンバー:Rui & dro

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