KafU's great journey Front Cover

Lyric

Eisen

KAFU

うだつも上がんないようなベールの重ね着

固まった思考で眠って待っていた瑠璃色の鐘

自分に都合の良い思想や言葉を

切り取って継いで剥いで愛のコレクションにしていたのに

やがてめぐりめくれた季節は過ぎて

吐き捨てた声も忘れかけ

うずくまったつもりもないのにさ

息が出遅れて

もう二度とまともな夜が来ないなら

目に映る全てを愛してみたいんだ

ずっと東を指した羽根でも

藍に染まりきった空を飛び抜いていけるかな

そう明星のように煌めいて

砂に描いた甘露を煮詰めて

間致合っていく

箸にもかかんないようなスポンジの漏れ日

仰け反ってたんだ怯んでたんだ大通りの荒波で

自分の痛覚を侵す思想や言葉を

求肥に包んだってなんの糧にもなりやしないのに

赤い花束首に提げて星に還ろう

光る広告塔がアトランティスになるあの夜半までに

やがてめぐりめくれた季節の音を

張り詰めた緊張の糸で奏でても

なんの取り柄もないからさって

息を諦めて

ありふれた幻をなぞってたんだ

鋼鉄殻の硝子卵に頼り切っていたんだ

ストーリーも佳境だっていうのに

水面に映った淡い影が吐き捨ててった言葉が

もう雷鳴のように轟いて

鼻先に垂れた春のように

障りあっている

I then 涙を拭きながら

翳り出した空見上げて

灰になっていく

愛を知っていく

  • Lyricist

    spieychan

  • Composer

    spieychan

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